今回は、高校野球で坊主にする理由や意味を紹介するとともに、髪の長さは何ミリがベターなのかも紹介していこう。

地方予選大会も終盤に入り、まもなく夏の甲子園が開幕するこの時期。

プロ野球も優勝争いが激化し始め、野球ファンにはたまらない時期だろう。

特に夏の甲子園は、負けたらその瞬間に、3年間の部活動生活に終止符が打たれてしまうという緊張感も相まって、応援する側もついつい熱が入ってしまう。

丸坊主の高校球児達が、己の青春をすべて捧げて挑むのが高校野球。

今年もきっと、素晴らしい名勝負を魅せてくれることだろう。

 

さて、今回ピックアップするのは、”丸坊主の高校球児”という点。

そう、高校球児は、ほとんどの選手が丸坊主なのである。ここまで一貫して丸坊主が多いスポーツも珍しい。

 

高校生といえば多感な時期。髪型で遊びたい年頃でもあるだろう。なかには中学生まで野球を続けていた子が、「坊主にしたくない」という理由で野球を辞めてしまうこともあるのだそうだ。

そんな青春真っ盛りの高校生達が、修行僧のように丸刈りにしていることには、果たしてどんな理由があるのだろうか。

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高校野球で坊主にする理由や意味を紹介

まず断っておきたいこと。それは「坊主にしなければいけない」という規定は無いということだ。

高校野球では必ず坊主にしなければいけない、というルールなど無く、彼らは飽くまで自主的に丸坊主にしている。

それならばなぜ、彼らは坊主にするのか。

 

まず大きな理由としては「これまでの伝統でそう(坊主に)しているから」。

これまでの長い高校野球の歴史で、”野球部は坊主”という意識が定着した結果として、今現在でも坊主にする風潮になっているようだ。

先輩が坊主ならば、後輩も坊主にするだろう。その先輩も、先輩が坊主だったから自分も坊主に・・・、といったように、長い長い年月をかけて伝統化したのではないだろうか。

結果として、高校野球の規則には無いものの、チーム単位では「坊主にすること」が義務づけられていることが多い。また、義務づけられていなくても、「坊主にして当然」という風潮は未だ根強く残っているのだろう。

 

また、同じように長い年月をかけて築き上げられてきた「高校球児らしさ」も、野球部が坊主にせざるを得ない理由にあたるだろう。

保護者や野球ファンが「坊主のほうが一生懸命さがある」だとか、「坊主にするぐらい、野球に情熱を捧げている」だとか、そういったイメージを持ってしまっているのだ。

結論としては、坊主にする理由としては、「長い歴史が築き上げてきた伝統、高校球児に持つイメージ」が大きいだろう。

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髪の長さは何ミリがベター?

坊主にする際の永遠のテーマであるのが、この”ミリ数”。

私も現役時代、果たして何ミリにするのがベストなのか、試行錯誤をしていた記憶がある。

 

そんな試行錯誤のなかで、私が一番ベターだと感じたミリ数は「3ミリ」だ。

五厘にすると、帽子を長時間脱いでいたときに頭皮が日焼けしてしまう。ただでさえ、これまで日に当たっていなかった頭皮が急に灼熱の太陽に当てられれば、尋常ではない日焼け、そして痛みを伴うことになる。

逆に6ミリとやや長めにした場合、伸びてきたらすぐにバリカンで刈らなければいけないし、砂埃もつきやすい。

3ミリであれば、すぐには伸びる心配も無ければ、頭皮が日焼けすることもない、まさしくベターな長さである。

 

ちなみに、野球部はほとんどの選手がマイバリカンを所持している。わざわざ坊主にするためだけに床屋や美容院に行くのは経済的ではない。

というか、一回美容室にいくお金があれば、一台、高性能なバリカンが買えるのだ。

野球部は皆、少しでも伸びてくれば、鏡を見ながらセルフカットをするのである。

坊主じゃない高校があった!?

さて、野球部=丸坊主というイメージが定着していることは分かったが、実はチーム全員とも坊主じゃない高校が、甲子園に出場したことはご存知だろうか。

その高校とは北神奈川にある、慶応義塾高校。

2008年の夏の甲子園に出場した慶応義塾高校であるが、初めてこの高校を見たという人は驚愕したのではないだろうか。

チーム全員が、坊主ではなくスポーツ狩りのような髪型をしているのだ。坊主というイメージを持っていた人には、衝撃を与えたことだろう。

 

しかし、なぜ坊主が定着している高校野球界で、チーム全員とも坊主にしていないのか。

それは、慶応義塾高校のチーム方針にあった。

彼らは「エンジョイ・ベースボール」という言葉を掲げ、自由に伸び伸びと野球ができる環境作りを大切にしている。

野球部の心得の中には、”日本一を目標とし、古い体質の日本の高校野球に新風を吹き込む”という言葉もあり、これまでの高校野球の文化を打ち破り、新しい伝統を築き上げようとしているのである。

そのモットーのなかに、「坊主を決して強制しない」というものがあるのだそうだ。

他にもユニークな決まりごとがあり、「冬の練習はユニフォームでは無くジャージを着用する」であったり、「監督、コーチには意見するべし」といったものもある。

まさしく、現代野球に新しい風を吹かせようとしているのが分かる。もちろんこのチームは実力も充分であり、甲子園には春8回、夏17回出場している強豪だ。

 

もし、野球が大好きなのに坊主にはしたくないという子がいたとしたら、こういった高校が多くあれば、野球を続けられるのかもしれない。

まとめ

いかがだっただろうか。

野球部が坊主にする理由は、ただ伝統がそうさせているからである。

しかし、これのせいで野球を断念してしまう子がいることも事実。もしかしたら、これまでも多くのスターの原石をこの風習のせいで失っていたのかも知れない。

確かに、長髪では野球どころか多くのスポーツをすることにおいてデメリットはあるだろう。しかし、清潔感のある短髪であれば、スポーツをすることにおいては何も問題は無いはずだ。

多くの物事がめまぐるしく新しくなっていくこの時代。野球もそろそろ、新しい時代の風を取り入れる勇気を持つべきではないだろうか。

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