野球部マネージャーのやること・仕事内容を紹介!髪型はどうするべき?

野球部マネージャーのやること・仕事内容を紹介!髪型はどうするべき?

野球部を語る上で、欠かせない存在なのが”マネージャー”である。

表舞台に立つようなことはなく、裏方として、ただひたすらに選手達を支え続けてくれる。

球児達がノビノビと不自由なく練習できているのは、このマネージャーという存在も大きいだろう。

例え試合に出場はしていなくても、大事な戦力の一部であることには間違いない。その役割は多岐に渡り、ときには選手よりも忙しく動きまわる必要性がある。

私自身、高校球児ではあったが、3年の春からはマネージャーとしてチームを支える役割を担っていた。その仕事量は想像以上であり、常にチームや選手のことに気を配りながらグラウンドを駆け回らなければいけない大変さは、選手に勝るとも劣らなかった。

日々、何気なく支えられている球児達は、改めて感謝しよう。

大変な仕事ではあるが、それでも必死に汗を流し白球を追いかける球児達を支えるべく、マネージャーになりたいという女性も数多くいるのだとか。

恐らく今後、「野球部のマネージャーになりたい!」という人も多いだろう。

そこで今回は、実際に野球部マネージャーのやること・仕事内容を紹介し、今後マネージャーを目指す人の参考にしてほしいと思う。

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野球部マネージャーのやること・仕事内容を紹介

それでは、実際にマネージャーがどんな仕事をしているのかを、実体験も踏まえて紹介しよう。

お茶作り

マネージャーの基本である。恐らく、一番初めにやる仕事はこのお茶作りではないだろうか。

野球部は基本的に、練習中はスポーツドリンクをあまり飲まない。多くの部員がとにかく水分を必要とするため、常にスポーツドリンクではコスト的に大きな負荷が掛かってしまうという理由から、練習中は水出しの麦茶に塩を入れたりして、工夫をしている。

パックの麦茶であれば大量に、安く作ることができるので、大半のチームは練習中に麦茶を飲んでいる。

タイム計測

ストップウォッチを持ち、選手達のタイムを計測する大切な役割。

ダッシュのタイム計測などでは、1秒遅れるだけで選手にペナルティが課せられてしまう場合もあるので、計測はなるべく正確に行うことが望ましい。

ほかにも、練習時間をストップウォッチで管理する場合もあるので、マネージャーにとって必需品のひとつでもある。

グラウンド整備

グラウンドが荒れていると、イレギュラーバウンドによるミス、果てはケガにも繋がりかねない。

マネージャーは常にグラウンド状態に気を配り、少しでも荒れていればトンボ掛けをしてフラットな状態に保つように心掛ける。

球場アナウンス

練習試合や地方予選などでは、マネージャーがウグイス嬢を務めることがある。

その際には、両チームのメンバー表を確認し、呼び間違えのないように、振り仮名をふるなどする必要もある。

道具の手入れ

日々、練習に使われている野球用具を手入れする。グローブやスパイクはさすがに部員自らが行うが、その他の部類はほぼ全てマネージャーが手入れする必要がある。

試合後にはヘルメット磨きやバット磨き、キャッチャープロテクター磨きなど、試合に関わる大切な用具をキレイにするのだ。

スコアラー

これも重要な役割のひとつである。高校野球のテレビ中継で、制服を着てベンチに座っている姿を見たことがあるだろうか。

あれは試合のスコアを記入する役割で、中継では”記録員”として一人のみベンチ入りが認められている。

ストライクかボールか、ストレートか変化球か、どの場所に打ったか、ヒットかエラーか、何点入ったか・・・記入することは多岐に渡り、試合もドンドン展開していくため、素早く状況判断する能力が求められる。

ノッカー補助

これは春のセンバツ2017でも話題になった。

これまでは、甲子園のグラウンドに足を踏みれられるのは男性のみという規則があった。しかし、2016年の夏の甲子園で練習補助としてグラウンドに立ったマネージャーが規則によりベンチに下げられたことが、物議を醸したのだ。

その結果を踏まえ、春のセンバツ2017から、制限はあるものの、女子マネージャーのグラウンドへの立ち入りが許可されたのだ。

選手が10人しかいないためシートノックの補助役が足りていなかったという理由もあり、不来方高校のマネージャーが歴史上初めて甲子園の練習に参加した。

ノッカー補助とは、間髪いれずに選手達にノックを打つコーチや監督にボールを渡したり、ボールが足りなくならないように集めたりする役割である。

試合にも直接関係するため、こちらも重要な役割である。

ケガの手当て

選手が自ら”ケガをした”と申告してくれれば楽ではあるが、集中している選手達は自分のケガに気づいていない場合が多い。

 

夏に一番怖いのは熱中症だが、選手達は倒れるまでその症状に気づけない。少しでも様子がおかしいと感じたら、一声掛けるなどの配慮が必要になる。

 

さて、簡単に紹介しただけでも、これだけの量になる。

これに加え、合宿があれば食事当番を任されたり、消耗品の買出し、夏の大会前では千羽鶴の作成やお守り作りなど、上げればキリが無いほどの忙しさである。

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髪型がどうするべき?

野球部のマネージャーといえど、その前に一人の女性。髪型は気になるところだろう。

ロングヘアまでいくと少々厳しいかもしれないが、セミロング程度なら問題はない。しかし、後ろで束ねるなどして、練習中に邪魔にならないようにする配慮は必要である。

理想的なのはショートヘア。というのも、グラウンドはかなり砂埃が舞うし、夏は熱がこもってしまい体調を崩す可能性があるためだ。

もちろん、染めるのは厳禁である。その学校の品位にも関わるし、野球部自体のイメージ低下にも影響する。

一番大切なのは野球を思う気持ちであり、髪型ひとつでその本気度が測られるわけではない。

常識的な範囲内で、練習に支障が無い程度の髪型ならば問題は無いだろう。

男性マネージャーの場合

余談として、男性マネージャーの場合も紹介しよう。私自身も約半年間はマネージャーを務めていたので、男性マネージャーの役割とはなにか、多少なりとも心得はある。

基本的にはマネージャーの仕事で紹介した内容をこなすのみだが、男性特有の、練習に直接関わる仕事もある。

例えばバッティングピッチャー。女性ではケガの可能性もあるためなかなか難しいところだが、男性であればこういった仕事も任される。

次にノッカー。これは文字通りノックを打つ人である。監督やコーチを見ていると簡単そうにみえるが、外野までしっかり打球を飛ばすのは思いの外難しく、私の場合はしばらくノックの自主練をしていたほどだ。

また、打球の回転なども意識し、右バッターが打った打球、左バッターが打った打球など、あらゆる場面を想定しながらノックを打つ必要があるため、重要な役割でもある。

他にもトレーニング機材の運搬や、自主練習の付き添い、ブルペンキャッチャーなど、プレーヤー目線に近い補助業務も求められるので、多少は野球の技術も必要になってくるだろう。

 

ちなみに、私はスコアラーとしてベンチに入るとき、ベンチには座らずに立ち上がって、選手達と同じように声を出しながらスコアを書いていた。21人目の選手として、少しでも選手の力になれるのであればと考えていたからである。

まとめ

いかがだっただろうか。

選手を支える縁の下の力持ちであるマネージャー。

もちろん憧れてマネージャーになる人も多いだろうが、憧れだけでは務まるような内容ではない。

本当に野球が好きな人、一緒に甲子園を目指したい人でなければ、長続きはしないだろう。

しかし、全身全霊でチームを支えた結果が勝利に繋がれば、これほど嬉しいことはない。

これからマネージャーになろうとしている人も、厳しい仕事にめげず、野球が好きという気持ちを大切にし、チームを支えてあげてほしい。

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