今回は、日本シリーズ2017で使われているテーマソングや、CMに入る時に流れる曲を紹介していこう。
遂に開幕した日本シリーズ2017。
圧倒的強さをみせリーグ優勝を果たし、クライマックスシリーズも見事に勝ち上がってきたソフトバンク。
そして対照的に、リーグ3位を終盤まで巨人と争い、ギリギリのところでクライマックスシリーズに進出。しかしそこから勢いにのり、2位阪神、そしてリーグ覇者広島を破り、まさしく下克上を果たして日本シリーズまで駆け上がってきた横浜DeNA。
世間の注目度も高く、もちろんテレビ中継も行われる。今回紹介するのは、テレビ中継の際に使われている曲についてだ。
日本シリーズ2017を盛り上げる曲は、一体どのアーティストの、なんという曲なのか?
日本シリーズ2017テーマソング・中継曲
それでは早速、日本シリーズ2017のテーマソング、中継に使われている曲を紹介しよう。
~TBS~
現在、TBS系列で放送される際に使われている曲は、“ryo”というシンガーが歌う「HOMARE」。
「負けないで~♪」のワンフレーズで、「あ、この曲か」とピンとくる人もいるだろう。
WBC2017の試合がTBS系列で放送される際にも起用されており話題となった曲が、今回の日本シリーズ2017でも使われているようだ。
ryoというアーティストは、この「HOMARE」という曲でメジャーデビュー。この曲は少年時代から野球を通じて育んできた夢・希望・仲間を大切にする気持ちを歌う
野球とも関わりが深く、駒大苫小牧高校野球部出身。ニューヨークヤンキースで活躍する田中将大投手の4年後輩にあたる。当時は田中からスライダーを教わったのだという。
大学でも野球を続けたが、歌手になりたいというもう一つの夢を叶えるために叔父であるDEENのボーカル、池森氏に相談。
池森氏もその歌声に惚れ込み、プロデュースを担当することになった。
MVも野球に深く関わった作品となっており、元プロ野球選手の古田敦也氏や神スイングでお馴染みの稲村 亜美さんも出演している。
[ad#ad]~NHK BS1~
NHK BS1で放送される際に使われている曲は、ADAM atというアーティストの「六三四」という曲。
ハイライトシーンでも使われている為、こちらも一度聴けばすぐに分かるだろう。
2015年のプロ野球中継から採用されており、ボーカル不在のピアノロックの起用で当時から話題となった。
キーボーディストのタマスケアットを中心にした固定メンバーのいない一期一会のピアノセッションバンドとして活動。
その躍動感と緊張感あふれるサウンドはライブ・シーンで絶大な人気を誇り、笑って踊ってモッシュもダイブも起きる前代未聞のピアノ・ロック・インスト・バンドとして注目されている。
このテーマ曲を作った際、タマスケアット氏は以下のようなコメントを残している。
「初めて野球と触れ合ったのは小学生の時、親からプロ野球チームの帽子を買って貰った日でした。
ルールも分からなければ、その帽子のチームのことさえ知らない子どもでしたが、単純にその帽子が嬉しくてそのチームを好きになりました。
中学生になり、そのチームの球場入りを見るためだけに友達と自転車で片道4時間を走り市民球場まで行ったことがあります。その時に見た選手は、颯爽とそして威風堂々としていて、僕にはその姿が勇ましい侍のように感じました。
今回の曲は、まさに野球選手を侍に例え、中でも強打者を剣豪にイメージして作った曲です。
宮本武蔵のような強打者を打ち取ろうとする侍たちの戦い。
その戦いを見ている老若男女。
ある人の目には勇ましく、ある人の目には美しく、ある人には忌々しくも見える剣豪の立ち回り。
剣豪・宮本武蔵と野球の守備位置である六、三、四をかけた曲「六三四(MUSASHI)」。見ている皆様もつい声に出してしまうかもしれません。「打ち取れ!」と。」
歌詞として野球について触れているわけではない。しかし、聴いただけでワクワクしてくるようなアップテンポの曲であり、まさしく野球をイメージしているのだと伝わってくる曲ではないだろうか。
~フジテレビ~
フジテレビ系列で放送される際に使われている曲は、TUBEのギタリストである”春畑道哉”の「Jaguar’13」である。
1998年より野球中継の際には使われ続けている名曲だが、TUBEのギタリストが演奏していると知らなかった人もいるのではないだろうか。
春畑道哉氏はTUBEのギタリストとしても活躍しているが、楽曲の提供やソロでの活動も行っており、知る人ぞ知るプロギタリストなのである。
テクニカルかつメロディアスなギターサウンドで、ボーカルの無いインストゥルメンタルだが、もはや野球といえばこの曲という印象を抱かせる楽曲である。
原曲は永らく音源化が見送られていたが、2014年12月3日に発売された『フジテレビ開局55周年記念 LEGENDARY SPORTS ANTHEM』に収録され、登場から16年目にして初めて日の目を見た。
まとめ
いかがだっただろうか。
日本シリーズという、12球団のトップを決める試合を盛り上げてくれるテーマソング。どちらも良い曲である為、テレビで観戦されている方はチェンジの際にチャンネルを交互にすれば、どちらの曲も楽しめるかもしれない。
今年の日本シリーズはソフトバンクホークスと横浜DeNA。初戦はソフトバンクがホームゲームを制する形となった。
脇腹痛で戦線を離脱していた主力・柳田も日本シリーズからはスタメン復帰。ソフトバンクはようやくフルメンバーで試合に臨めるようになった。
横浜DeNAも下克上を制し日本シリーズまで駆け上がってきたチームである。勢いという意味では、横浜DeNAの方に軍配が上がるだろう。
7試合という短期決戦。ベンチ入りメンバーを総動員し、まさしくチーム一丸となって戦っていくことになるだろう。
日本一に輝くのは王者・ソフトバンクか。下克上・横浜DeNAか。最後まで注目である。