今回は、清原和博の現在の年収・収入をはじめとして、今後の職業や桑田との関係について触れていきたいと思う。
今年の2月、衝撃のニュースが飛び込んできたのは記憶に新しい。
清原和博氏が風邪薬所持でドナドナという速報が流れ、世間は大騒ぎとなった。
球界の番長と呼ばれ、打席では異様な存在感を放っていたあの清原が・・・。そんな思いでいっぱいだった。
清原の現在の年収・収入や今後の職業は?
風邪薬所持疑惑が出るまでは、TVなどに出演し、稼いでいたようだが、金遣いはかなり悪いらしく、高級車を売却するなど、生活は切迫しているようだ。離婚していることもあり、養育費等の問題もある。
現在はTVの仕事もなく、おおよそ収入はゼロに近いのではないだろうか。
解説者としては、現役の頃の持論も交えており、意外に真面目な解説をしていたのだが・・・。
疑惑は事実となってしまい、ドナドナされてしまった清原。
今後、解説などの仕事は難しいだろう。
もはや、自ら出版社に売り込み、選手時代の暴露本などを出版しそうな勢いである。
桑田真澄との関係
桑田と清原は、言うまでもなくPL学園時代の名コンビである。”KKコンビ”と呼ばれ、エースの桑田、4番の清原という最強コンビで、当時からかなりのメディアで報道されていた。
しかし、プロ入り時の騒動もあり、少しずつ二人の間には溝が出来ていった。
そして現在は、ほとんど絶縁関係にあるという。風邪薬使用疑惑が生じたとき、桑田は清原を心配し、連絡を頻繁に取っていたのだが、清原はこの気遣いを完全に拒否。「もう連絡してくるな」と、完全に桑田を突き放したのである。
もともと真面目人間な桑田を、清原は鬱陶しく思っていたらしい。さながら委員長とヤンキーのような関係性である。
しかしながら、清原のためを思い、頻繁に連絡を取ってくれた桑田を突き放すとは・・・。
恐らく、ドナドナされるまで、桑田の優しさがどれほどのものであったかを、清原は理解できなかったのだろう。
清原が地に落ちるまで
NPBでは史上6人目となる、2000本安打、500本塁打、1500打点を達成した実力を持ち、通算サヨナラ本塁打・通算サヨナラ安打・通算サヨナラ満塁本塁打すべての日本記録を保持、オールスターMVP受賞最多記録を持つなど、いざというときにこれほど頼りになるバッターは居なかった。
同時に三振数(1955)も日本記録だが、三振かホームランという、プロ野球のお手本のような男だった。
しかしそんな華々しい記録や、人々に焼きついた記憶を持っていた彼のドナドナされる直前の写真は、目を疑うような姿だった。
中年のおじさんよりも立派に出たお腹。右脚には落書きが彫られており、その姿はさながらチンピラのようで、かつて巨人で4番を務めていたあの頃の清原は、そこにはいなかった。
糖尿病を患い、奥さんとも離婚しており、一時期は自○を考えるほどに追い込まれていたという。そんな中、週刊文春が風邪薬疑惑を報道したが、頑なに否定し、文春に対し訴訟を起こす構えもあった(訴訟は起こしていない)。これにはファンも安堵していただろう。
しかしその矢先、2016年2月3日、自宅マンションで、風邪薬取締法違反により彼はドナドナされた。
清原和博の現在は?
懲役2年6か月(執行猶予4年)の有罪判決が下され、野球界殿堂入り候補からの除外。甲子園にあった甲子園歴史館からバット等も撤去され、完全な「汚名」扱いを受けた清原。
留置場で過ごした44日間、彼は何を思っていたのだろうか。
独房生活44日間、留置場では”114番”と呼ばれ過ごした。3月17日に保釈されるまで、人生で一番の屈辱を味わったであろう彼は、今も風邪薬の治療中だという。
離れて暮らす子供と会った日やその後に風邪薬を使用することが多く、孤独感を感じさせないようなカウンセリングや訓練を行っていると聞く。
情状証人として出廷した佐々木主浩とは、更生の第一歩として落書きを消すことを約束した。世間の多くから見放され、巨人からも門前払い状態の彼を、友人として支え続けた佐々木との約束だからこその決意なのかもしれない。
しかし、いつまた使ってしまうかも分からない恐怖と戦っていく日々を過ごしていく清原。50歳以上での風邪薬を改めて使ってしまう可能性は、実に79%を超えることからも、いかに自分の意志云々ではなく、風邪薬に身体を支配されてしまうかが分かるだろう。
留置場に入り初日に買った青いハンカチを戒めの象徴として握り締め彼は、グラウンドの外で長い長い戦いに入っていった。
[ad#ad]清原のこれから
ドナドナ前には、首脳陣として球界に戻りたいと語っていた清原だが、恐らくもうそれは叶わないのかもしれない。
しかし、ドナドナされたとはいえ知名度は抜群。噂によるとラーメン屋を開業させようとしている噂も出ている。確かにあの清原が店先にいるのであれば、一度は訪れてみたいとは思うが・・・。
個人的な思いを述べさせてもらえば、難しいのは承知の上で、もう一度球界に戻ってきてほしいと思う。法に触れ、罪を与えられた清原だが、人生の全てを償いとして過ごして欲しくはない。
輝かしい記録を持つ彼の野球論を、今後のプロ野球界に是非、生かしてもらわなければ、もったいない気がしてならない。
いきなりNPBの監督とは言わない。独立リーグや社会人野球で経験を積み、教育のノウハウを身につけるでもかまわない。
いつの日か、NPB球団のユニフォーム姿で、もう一度グラウンドに戻ってきてくれる日が来る事を、願わずにはいられないのだ。
更生の第一歩を踏み出したばかりの清原。まずはしっかり治療をし、これからの人生が、今後は明るい未来であることを祈る。