【高校野球秋季大会2017】四国大会優勝予想・候補を紹介!

今回は、高校野球秋季大会2017の四国大会優勝候補を予想していこうと思う。

10月28日~11月5日に掛けて高知県で開催される、高校野球秋季四国大会2017。

徳島、香川、愛媛、高知の4県から、勝ち上がってきた各チームが各県の代表として戦っていく大会だ。

10月21日現在、既に徳島、香川、高知の3県は代表校が決まっているが、愛媛国体が開催された影響により、愛媛のみ代表校が決まっていない状況だが、既に愛媛大会も決勝と3位決定戦を残すのみとなっている。

さて、昨年は明徳義塾(高知)が見事優勝を果たした秋季四国大会だが、今年、優勝を決めセンバツの切符を手にするのはどの高校になるだろうか。

さっそく優勝予想を見ていこう。

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高校野球秋季四国大会出場チーム紹介

【徳島代表】

①・・・鳴門   ②・・・生光学園  ③・・・鳴門渦潮

【香川】

①・・・英明   ②・・・大手前高松 ③・・・高松商

【愛媛】

①、②・・・西条or松山聖陵       ③・・・済美or小松

【高知】

①・・・明徳義塾 ②・・・高知       ③・・・追手前

以上12チームが、10/28から高知で開幕する秋季四国大会へと出場する。

高校野球秋季四国大会注目チーム

徳島代表・鳴門

2年ぶり14度目の優勝を果たした鳴門。1年生エースの左腕・西野は5試合に先発し、37イニングを防御率1.22、44奪三振の安定感あるピッチングを見せた。他にも1年生スタメンが4人いるが、決してメンバーが足りていない訳ではない。確かな実力でスタメンを勝ち取っており、チーム打率は3割4分。1試合平均で7.6得点という攻撃力を持っている。

1年生主体のチームに感じるが、充分に四国大会を戦っていける力を持っていることには間違いない。

香川代表・英明

ノーシードという環境ながら、見事に香川県大会を優勝した英明。四国大会出場記録は史上最長の6年連続となる。

1年生右腕・黒河が、5試合45イニングを一人で投げ抜き、防御率1.20と好投。130キロ中盤のストレートとフォークを中心に組み立て、接戦をものにしている。

大会中のエラー数はわずかに3という堅実な守りにも注目したい。三本松戦や丸亀戦を1-0で勝利し、ひとつのミスが命取りになるような場面でも、堅実な野球を徹底し勝ち上がってきた。

この堅実な守備力を四国大会という緊張感ある舞台でも発揮できれば、四国大会も勝ちあがっていくだろう。

愛媛代表・西条

名門・済美を破った西条には注目だ。済美戦で先発した清木は「カウントによってボールの切り方を変えて、スピードと変化量を変えている」と語る2種類のスライダーを巧みに操り、4試合で36安打・打率.327を誇った済美打線を完全に沈黙させ、7回までわずか1安打に抑え込んだ。結果でみれば125球4安打3四死球6奪三振完投。まさしく力投といった投球を披露した。

打線はそこそこだが、粘り強さと一瞬の勝機を見逃さず、チャンスをものにして勝利してきた西条。

4年ぶりとなる四国の舞台でどれほどの躍動を見せるのか、期待したい。

高知代表・明徳義塾

2年ぶり19回目となる秋季高知大会優勝を飾った明徳義塾。注目はやはり、来年のドラフト候補にも名を連ねるサイドハンド・市川 悠太だろう。最速145キロのストレートと、スライダー、チェンジアップ、ツーシームを織り交ぜた投球で、決勝の高知戦では1失点完投。

打っては渡部 颯大の3ランを含む5得点で、高知相手に完勝している。

2年5月からサイドハンドに転向し、今年の夏の甲子園では前橋育英に失投を打ち込まれ惜しくも敗退したが、その投球の制度には磨きがかかっている。

四国大会で甲子園の悔しさを晴らし、センバツで今度こそ馬渕監督の甲子園通算50勝をプレゼントしたい。

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高校野球秋季四国大会2017優勝予想・候補

徳島代表・鳴門

投打に安定感のある鳴門は、間違いなく優勝候補の一角に挙がるだろう。

チーム打率が3割4分、1試合平均7.6得点の攻撃力。2回戦では四国大会出場候補に挙がっていた徳島商を8回コールドで破り、準々決勝の脇町戦でも9-1で7回コールド。危なげない試合運びで勝利を飾っている。

先述した通り、スタメンには1年生が5人も並ぶチームだが、投打でしっかり軸となり機能している。

徳島県勢は3年連続でセンバツ出場を逃している。秋季と春季を合わせ、四国地区大会では2014年秋季の準々決勝から15連敗中となかなか勝てていない状況が続いているが、今年の鳴門は何かを巻き起こしてくれそうな雰囲気が漂っている。

1年生左腕・西野を中心に失点を最小限に抑えることができれば、四国大会を制することもできるだろう。

高知代表・明徳義塾

秋季四国大会2連覇を目指す明徳義塾。基本的に先行逃げ切りを勝ちパターンとしている明徳義塾は、序盤にしっかり得点を重ねることが出来れば、四国大会を勝ち抜いていけることだろう。

そしてリードした展開をドラフト候補のサイドハンド投手・市川を中心に、どれだけ守り抜くことができるかが、四国大会優勝に向けての課題となっている。

ややスタミナに不安がある市川は、後半に崩れがちという一面がある。それまでにどれだけ点差を広げるか、あるいは後続の投手がどれだけ抑えることができるか。

しかし名将・馬渕監督は恐らく、そのあたりも計算済みだろう。決して後手に回らず、試合を通してリードを守り切ることができれば、2連覇もそう遠くはない。

四国大会歴代優勝高校

それでは最後に、四国大会の過去10年間の優勝高校を見ておこう。

開催年 優勝高校 準優勝高校
2007 明徳義塾(高知) 小松島(徳島)
 2008 西条(愛媛) 今治西(愛媛)
2009 今治西(愛媛) 高知(高知)
2010 明徳義塾(高知) 香川西(香川)
2011 鳴門(徳島) 高知(高知)
2012 高知(高知) 鳴門(徳島)
2013 今治西(愛媛) 池田(徳島)
2014 英明(香川) 今治西(愛媛)
2015 高松商(香川) 明徳義塾(高知)
2016 明徳義塾(高知) 帝京第五(愛媛)

まとめ

いかがだっただろうか。

今年は全体的に好投手が揃っている印象である秋季四国大会。香川大会を1位通過した英明も、ノーシードながら1年生右腕・黒河の好投で勝ち上がってきた。

守り勝つ野球をどれだけ徹底できるか、エラーをどれだけ減らせるのかが、勝利の鍵となることだろう。

センバツの切符が懸かっているとあって、この大会にかける思いは各チームとも強い。10月28日に開幕する秋季四国大会。

果たして勝利の女神は誰に微笑むのか。注目していきたい。

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