今回は、野球のユニフォームの基本の着方やかっこよく着こなす方法を紹介する。

高校野球やプロ野球を観ていると、様々なユニフォームのチームがあって面白いと感じる。

例えば横浜隼人高校は、阪神タイガースに酷似した縦縞とフォントを使っており、まさしく甲子園に来るために作ったようなユニフォーム。

静岡の常葉菊川高校は、MLBのニューヨークヤンキースのような縦縞にロゴをあしらい、当時話題になった。

更に、佐賀西高校。こちらは英字をあしらったシンプルなデザインだが、胸に刻まれている文字は「EIJO」となっている。これは佐賀城の異称「栄城」をデザインしたものであり、原則として校名や校章以外のマーク、文字は通常禁止されているのだが、伝統を理由に例外として認められているという珍しいユニフォームだ。

ユニフォームを見ただけで、その威圧感を感じるような智弁和歌山のようなユニフォームも実に格好良い。

 

さて、しかしいざ野球チームに入ってそのままユニフォームに袖を通せば格好良くなるわけではない。

着方によってはとても野暮ったくなってしまい、むしろ弱そうなイメージさえ与えかねない代物である。

それもそのはず、野球のユニフォームにも時代によって着こなし方にトレンドがあり、オシャレに敏感な高校球児達は少しでも格好良く、強く見せるために日々、ユニフォームの着こなしを研究しているのである。

今回は、基本的なユニフォームの着用の仕方から、いまどきのユニフォームの着こなしまでを紹介していこうと思う。

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基本的なユニフォームの着方

まずは上半身から。

・”アンダーシャツ”と呼ばれる吸汗に優れた下着を先に着用する。

・その上にユニフォームの上着を着用し、しっかり上までボタンを止める。

 

さて、次にパンツの履き方だが、これが意外と最初の頃には難しいものである。

・アンダーソックス(くつ下)を履く。

・次にストッキングをアンダーソックスの上に履く。このストッキングは厚手に作られており、そのチームのチームカラーを表すといった理由以外にも、スパイクでのケガ等を避ける意味合いも有る。

・次に、ズボンを履く。

・履き終わったら、いわゆるクラシックスタイル(イチローのように)したい場合は、裾を上げる。

・裾を上げた状態で一度ズボンを下ろす。

・上がっている裾の部分を、アンダーソックスとストッキングを折り返し挟み込む。これにより、プレー中も裾が下がってこないようになる。

・履きなおしたら完成。

 

基本的にはこのように着ていく。

しかし、高校球児やプロ野球選手はここから、様々なこだわりを発揮し、格好良く着こなしているのである。

それでは次に、かっこいい着こなし方をみていこう。

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かっこよく着こなす方法~高校生編~

ユニフォームの着こなしひとつで、相手が強いチームなのか、弱いチームなのかが分かってしまうほど、ユニフォームの着こなしというのは大切なのである。

やはり上手い選手や強いチームは常にかっこよく、ユニフォームを着ているものである。

それではまず、高校野球界でのユニフォームの着こなし方、その現在のトレンドを見ていこう。

 

今の流行は、まず、ピタっとしたアンダーシャツをユニフォームの下に着ることである。

更にこれにも各ポジションによってトレンドがあるようで、ピッチャーは長袖か七部袖、野手は七部袖外野手は半袖やノースリーブを着用している姿がよく見受けられる。

ちなみに私の世代では、このピタっとしたアンダーシャツの上にノースリーブのタートルネックを着用、その上にユニフォームを着ることが大流行した。

そして更に、このアンダーシャツの首周りにも流行があり、一昔前まではハイネックの一人勝ちだったのに対し、現在は「丸首」と呼ばれるものがかなり主流となっているのだ。

そしてユニフォーム部分は、袖が短め、そして見た目がタイトなものがトレンドになっている。

これは恐らく、大阪桐蔭高校の影響が強い。大阪桐蔭のユニフォームの袖は若干短めで、バットを振った時やボールを投げた時に見える筋肉質な二の腕に美学を感じた全国の高校球児が、さっそくこのスタイルを真似てみせたのだ。私も現役の頃は、監督にバレない程度に袖をまくり打席に入っていたものだ。

 

さて、次にズボン。現在のトレンドは、これもピタッとした、いわゆるスキニータイプが流行している。

更に、2009年WBC以降は、膝のすぐ下まで裾を上げるスタイルが主流で、これはイチロー効果が大きかったように思える。

高校野球はみんな裾を上げているんじゃないの?」と思った方もいるだろう。

しかし、高校球児達は、この”裾を上げる高さ”にも、数ミリ単位のこだわりを持っているものなのだ。

私が現役の頃には、ダボっとしたズボン、そして監督に怒られる限界のところまで裾を下げる、というスタイルが流行した。

これは恐らく、ドラマ「ルーキーズ」の効果が大きかったのだと思う。

しかし流行の流れは早い。現在は、はちきれんばかりに鍛え上げた太もも、そしてそれを主張するピタっとしたズボンを履くことこそ、現在のトレンドなのである。

かっこよく着こなす方法~草野球編~

次に草野球。草野球は高校野球よりも制約が少ない分、プロ野球のようなユニフォームデザインである。

だが、制約が少ない分、着こなしの幅も広い。プロ野球選手を参考にしながら着こなしを学んでいこう。

上半身

まずは上半身の部分。

ユニフォームは、袖が肘あたりまで長く、ダボっとしたユニフォームが主流となっている。

これは主にMLBの流行がそのまま流れてきたものだろう。プロ野球は現在、いわゆるクラシックスタイルと呼ばれるものが流行しているのだ。

 

そしてアンダーシャツ。これは高校野球同様ピタっとしたものが主流だが、プロはここからが一味違う。

腕に、アームスリーブと呼ばれるものを着用する選手が多発しているのである。

これは意味合い的には腕のサポーター的役割なのだが、現在はファッショナブルなデザインのものが多く販売されており、これを着用している選手が多い。

これまでは腕に巻くものといえばリストバンドだったが、今はこのアームスリーブ着用がトレンドである。

WBCを見ていても、迷彩柄のド派手なアームスリーブを着用している選手が見受けられた。

草野球をやっている人は、このアームスリーブを着用すれば、周りとは一線を画す着こなしができるのではないだろうか。

下半身

さて、次にズボン。

基本的には太ももにフィットするくらいにピタっとしたスキニータイプが主流になっている。

裾の部分は現在、ロングスタイル(裾が長い)ものとクラシックスタイルの二極化が起きているが、基本的に投手は細身のパンツでロングスタイル、内野手はクラシックスタイル、外野手はどちらも多いというのが印象だ。

一昔前は裾がややたるむくらいのものが好まれたが、現在はスーツの裾のように、靴にピッタリかかるくらいのものが流行っているようだ。

間違っても清原選手のように、ダボダボのものを着てはいけない。あれは間違いなくケガの元であるし、見た目もだらしが無い。

帽子

そして「帽子」。

現在の流行は、「ツバを曲げないスタイル」である。これはニューエラという帽子メーカーが日本球界に参入してきたことが原因であると考えられる。

ニューエラはもともとツバが真っ直ぐで、これをあえて曲げずにそのまま被るというのが海外の若者の間では流行していたのだが、これが派生し、ファッション要素を野球内でも取り入れた結果、ツバをあまり曲げないスタイルが流行りだしたようだ。

更に、ツバを曲げないことはファッション性だけでなく、プレイにも好影響を与えるようで、広島の菊池選手は、「視野を少しでも広くするため」といった理由から、ツバをほぼ真っ直ぐの状態で被っている。

 

それと、ユニフォームとは直接的な関係ではないが、プロ野球でよく見かけるのは「ネックレスの着用」である。

これには賛否両論ある。確かに中田翔選手のように、ゴールドのいかにもジャラジャラ感が強いものはスポーツマンとしてどうかとは思うが、広島の菊池選手が着用しているような、ワンポイント的に映えるネックレスをすれば、人目を引くことは間違いない。

まとめ

今の流行は一言でいえば「スタイリッシュさの追求」といったところだろうか。

ここまで紹介したもの以外にも、トレンドはたくさんある。

ヘルメットはつや消し塗装のものが主流だとか、グローブはチョコレート色が人気だとか、スパイクはポイント型が流行っているだとか・・・。

いかがだろう。高校球児も、野球しか知らないイガグリ坊主ではないのだ。少しでも強く、かっこよく見せるために、日夜研究しているのである。

それは打席の入り方だったり、ロージンバッグの触り方だったり、ガッツポーズのとり方だったり・・・。一見するとバカらしく見えてしまうかもしれないが、彼らにとっては一大事なのである。

今後は、高校生達のそういった着こなしや仕草にも着目してみると、より一層野球がおもしろく観られるかもしれない。

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