今回は、夏の甲子園の西東京代表である、東海大菅生 野球部の2017年メンバー&出身中学を紹介を紹介していこう。
7月30日、神宮球場にて、東海大菅生と早稲田実業での決勝戦が行われた。
早稲田実業・清宮フィーバーに沸く観客で場内は埋め尽くされており、東海大菅生はやりづらさもあっただろう。
しかし、その敵意外のプレッシャーもあるなかで見事に6-2で勝利。17年ぶり3回目の甲子園出場を決めてみせた。
昨年までは3年連続で決勝戦負け。先輩達の無念も、遂に晴らしてくれた。
まさに完璧な勝利だっただろう。日大三高、早稲田実業の2強と言われ続け、なかなか自分達に日の目が当たることはなかった。
だが夏の予選では準々決勝で日大三高相手に5-0、そして決勝で早稲田実業に6-2。2強と呼ばれたチームを下し、完全なる勝利を手にし、胸を張って甲子園へと進むことができたことだろう。
さて、見事に甲子園を決めた東海大菅生だが、そのメンバーは一体どのような構成だったのか。
出身中学も含め、早速みていこう。
東海大菅生のメンバー&出身中学
背番号 | 名前 | ポジション | 学年 | 出身中学(出身チーム) |
---|---|---|---|---|
1 | 松本 健吾 | 投手 | 3 | 中野区緑野中(東京青山シニア) |
2 | 鹿倉 凜多朗 | 捕手 | 3 | 小田原市鴨宮中(秦野シニア) |
3 | 片山 昴星 | 内野手 | 2 | 横浜生麦中(横浜緑シニア) |
4 | 小玉 佳吾 | 内野手 | 3 | 開成町文命中(秦野シニア) |
5 | 奥村 治 | 内野手 | 3 | 名古屋市一柳中(尾張ボーイズ) |
6 | 田中 幹也 | 内野手 | 2 | 愛川町愛川中(相模原シニア) |
7 | 佐藤 弘教 | 外野手 | 3 | 船橋市前原中(佐倉シニア) |
8 | 牛山 千尋 | 外野手 | 3 | 千葉市幸町第二中(佐倉シニア) |
9 | 松井 惇 | 外野手 | 3 | 横浜市富岡中(逗子シニア) |
10 | 山内 大輔 | 控え | 3 | 江南市布袋中(愛知木曽川シニア) |
11 | 戸田 懐生 | 控え | 2 | 高浜市南中(愛知衣浦シニア) |
12 | 伴野 匠 | 控え | 2 | 名古屋市猪高中(瀬戸シニア) |
13 | 猪股 寛太 | 控え | 3 | 岩沼市岩沼西中(東北福祉北シニア) |
14 | 小山 翔悟 | 控え | 1 | 一宮市萩原中(愛知木曽川シニア) |
15 | 西川 舜悟 | 控え | 3 | 品川区伊藤中(東京青山シニア) |
16 | 深津 将志 | 控え | 3 | 豊田氏下山中(東海レジェンド) |
17 | 上林 昌義 | 控え | 3 | さいたま市土合中(浦和シニア) |
18 | 深沢 昴雅 | 控え | 2 | 仙台市大沢中(東北福祉北シニア) |
監督・・・若林 弘泰(51歳)
早稲田実業との決勝では、以下のメンバーがスタメンだった。
打順 | ポジション | 名前 | 背番号 |
---|---|---|---|
1 | ショート | 田中 幹也 | 6 |
2 | ライト | 松井 惇 | 9 |
3 | セカンド | 小玉 佳吾 | 4 |
4 | ファースト | 片山 昴星 | 3 |
5 | サード | 奥村 治 | 5 |
6 | レフト | 佐藤 弘教 | 7 |
7 | センター | 牛山 千尋 | 8 |
8 | キャッチャー | 鹿倉 凜多朗 | 2 |
9 | ピッチャー | 松本 健吾 | 1 |
マウンドに上がったのは背番号1のエース・松本。
”清宮を抑えなければ、甲子園は無い”という想いのもと、強気の姿勢で内角を攻め続けた。内角というコースは、決まれば見逃しや内野ゴロを奪える半面、少しでも甘く入れば痛打、打者方向に逸れればデッドボールになってしまうという諸刃の剣である。
しかし、変化球対策をしてきた清宮にとって、この内角のボールこそ一番効くボールだったに違いない。
徹底した内角攻め、そして1、2番を出塁させないという作戦を立て、公式戦では初となる完投勝利を手にした。
ベンチには戸田、山内、中尾、そして普段はセカンドを守る小玉という投手陣も控えている。甲子園という短期戦では、美しい投手リレーも見られるかもしれない。
[ad#ad]まとめ
いかがだっただろうか。
満員の観客のほとんどは早稲田実業・清宮目当て。清宮が打てば大歓声が上がるような雰囲気。まさしくアウェーのような空気感のなかで、見事に甲子園の切符を手にした東海大菅生。
昨年までの悔しさもあったことだろう。だからこそ、今年の東海大菅生には強さとともに、凄みがあったように感じる。
プレッシャーを自分達の力にして、逆境を戦い抜いて手にした甲子園では、プレッシャーから解き放たれた東海大菅生が躍動することだろう。