今回は、ネットでも話題となっている北海高校応援歌“アゲアゲホイホイ”の原曲や動画を紹介していこう。
遂に開幕を迎えた夏の甲子園2017。すでに数試合が行われており、歓喜に包まれた高校と、早くも甲子園を去ることとなった高校もある。
特に今年は、初戦から注目カード揃い。開幕して間もないが、既に高校野球ファンの間では活気づいていることだろう。
応援についても、まだ数試合しか行われてはいないがアルプススタンドは大いに賑わっており、野球部やチアリーダー、ブラスバンド、応援団と、それぞれがグラウンド上の選手に力を与えていることだろう。
さて、今回注目していきたいのは、その応援のなかでも、Twitterから拡散され大きな注目を浴びている、「アゲアゲホイホイ」についてだ。
初見では「なんのことだ?」と疑問に思う方もいるかもしれない。
しかし、一度その応援を耳にすれば、なかなか頭から離れないような中毒性を持っている。
さて、まず「アゲアゲホイホイ」とはなんのことなのか、紹介していこう。
北海高校の応援歌”アゲアゲホイホイ”
夏の北海道予選決勝で撮影された動画を、投稿者がTwitterにアップしたところ、瞬く間に広まっていった応援こそ、この「アゲアゲホイホイ」である。
まずは、その話題となった動画を見て頂こう。
「もしこの応援を相手にされたら心底嫌だろうな」と感じるほど、迫力、そして一体感のある応援である。
男子生徒が掛け声を発し、女子生徒がそれに応えるような応援。
男子の低く迫力のある声と、女子の抜けていくような高い声が相まって、球場全体に響き渡るような応援だ。
「エッサエッサー」、「もっともっとー」、「アゲアゲホイホイ」という掛け声から、「アゲアゲホイホイ」と呼ばれるようになったようだ。
また、特徴的な振り付けも、その応援の壮大さに拍車を掛けている。
腕を高く上げて左右に振ったり、肩を組んで横に揺れたり、腿上げのような形で片足ずつを上げたり、高く飛び跳ねたりと、バリエーション豊かな振り付けである。
しかも、応援席にいる全体が完璧に揃った動きを見せているのだ。
北海道地方予選決勝では、この応援に後押しされたのか、東海大札幌に対し5点のリードを許していたものの、その後北海高校が6点を取り逆転。見事甲子園出場を決めたのである。
これまでも、”ジョックロック”や”あまちゃん”など、試合の流れを変える「魔曲」が存在していたが、この「アゲアゲホイホイ」もその魔曲のような力を持っているのかもしれない。
[ad#ad]”アゲアゲホイホイ”の原曲は?
さて、それではこの「アゲアゲホイホイ」の原曲はどのような曲なのか。
決して、正式タイトルがアゲアゲホイホイな訳ではない。
この曲は、甲子園でも定番曲として演奏されることが多い「サンバ・デ・ジャネイロ」である。
高校野球を知らない人でも、ほとんどの人は聴いた事があると思われるほど、有名な曲である。
しかし、北海高校のように凄まじいアレンジを加えると、まったく別の曲に感じてしまうから不思議である。
まとめ
いかがだっただろうか。
今年はこの「アゲホイ」が応援歌としてちょっとしたブームになっているようで、北海高校以外にも演奏する高校がいくつかあるようだ。
人気の火付け役である北海高校も甲子園に出場するので、もちろんこの曲を演奏してくれるだろう。
北海高校の初戦は8月12日、相手は兵庫代表、神戸国際大付属である。
今年はこの「アゲアゲホイホイ」にも注目しつつ、北海高校の試合を見守ってはいかがだろうか。
また、この曲が演奏されたとき、どのように試合展開が変わるのか、「魔曲」に成り得るのか。そういった部分にも、私個人としては注目していきたいところである。
プレーするのはグラウンドにいる選手達かもしれないが、応援というのは間違いなく力になる。迫力のある応援は、味方チームに勢いを与えるだけでなく、相手にプレッシャーをも与えるのだ。
炎天下の中、必死に応援を続けてくれている控えの野球部員やチアリーダー、ブラスバンド、応援団も一丸となって、試合を戦っていく。それが高校野球である。