今回は、高校野球秋季大会2017の東北大会優勝候補を予想していこうと思う。
夏の高校野球は終わったが、高校野球シーズンはまだまだ続いている。3年生が引退し、2年生、1年生がメインとなる時期になったのだ。
そのデビュー戦の中で、最も注目が集まるといえば、センバツの権利も懸かっている秋季大会だろう。
既に各都道府県で行われている秋季大会。少しずつ結果も見え始めている。
東北地区はいち早く決着がつき、東北大会出場校も全チーム出揃った状態だ。
夏に引き続き強さを発揮した青森山田や仙台育英、聖光学院など、豪華な面々が県の代表として勝ち上がってきた。
そこで今回は、高校野球秋季東北大会の優勝候補、そして優勝チームを個人的見解で予想していこうと思う。
出場チーム紹介
まずは今回、東北大会へと進出した各県3チームずつ、合計18チームを紹介しよう。
【青森県代表】
①・・・青森山田 ②・・・弘前東 ③・・・八戸学院光星
【秋田県代表】
①・・・能代松陽 ②・・・角館 ③・・・由利工
【岩手県代表】
①・・・花巻東 ②・・・黒沢尻工 ③・・・一関学院
【宮城県代表】
①・・・仙台育英 ②・・・利府 ③・・・仙台南
【山形代表】
①・・・酒田南 ②・・東海大山形 ③・・・日大山形
【福島代表】
①・・・聖光学院 ②・・・光南 ③・・・学法石川
以上18チームが、10月13日~18日、福島市の福島県営あづま球場などで開かれる東北大会に出場する。
各県大会優勝チームは、名門と呼ばれるべき高校がズラリと並んでいる。青森山田、花巻東、仙台育英、酒田南、聖光学院など、甲子園でもよく目にする強豪だ。
秋田代表、能代松陽は、能代北高校と能代商業が併合し2013年に生まれた学校。まだ若い学校ではあるが、既にスポーツ部門でも結果を出している注目高校だ。そのなかで、野球部は能代松陽としては初となる東北大会の切符を手にした。
組み合わせ次第ではまったく予想がつかない展開になりそうな今年の秋季東北大会だが、果たしてこのなかで優勝するのはどのチームか・・・。
高校野球秋季東北大会2017優勝予想・候補
~青森山田~
この東北大会で最も注目されるチームは、青森山田ではないだろうか。
今年の夏、2年生ながら3本の本塁打を放った中沢樹希也(2年・外野手)という存在は、各チームにとって脅威となる存在だろう。170センチとやや小柄ながら、プロテインを1日8食取り入れ、独学で筋肉を鍛え続ける中沢のパワーは、あの広々とした甲子園でもお構いなしに柵越えを連発できるほど。
また、1年生右腕・堀田賢慎、同じく1年生の左腕・平沼海斗という投手陣も頼もしい。特に堀田は181センチという長身から最速136キロのストレートを投げ下ろしてくる。
既に来年夏のスター候補であるこの3人。投打が噛み合えば、優勝はあっさり見えて来るように思う。
[ad#ad]~仙台育英~
こちらも優勝候補として挙げたいチームだ。強豪ひしめく宮城で、6年連続21度目となる秋季大会優勝。昨年も秋季東北大会で優勝した経験を持つ強豪だ。
その強さは今年の夏から継続されているようだ。特に今年の夏は大阪の強豪・大阪桐蔭に勝ったという実績も、チーム全体に大きな自信を与えたことだろう。
今年の夏、3年生に混じって唯一先発出場していたのが鈴木佳祐(2年・内野手)だ。バッティングの良さは健在で、この秋季大会でも各所で勝負強いバッティングを見せた。決勝の利府戦でもタイムリーや犠牲フライを放つなどチームに貢献。どうやらこの鈴木を軸に、打線が回っているようだ。
投手陣は、ここまで継投で勝ち上がってきた。3投手の継投で、各々が役割を理解し任せられた場面で力を発揮。決勝でもこの継投リレーを見せ、わずか1失点でチームを優勝に導いた。
なかでもエース・佐々田依吹(2年)は130キロ中盤の直球と、空振りも奪えるツーシームを武器に相手を翻弄。決勝でも先発し、7回2安打8奪三振で無失点という好投を見せた。
佐々田が長期イニングを投げ、他の投手陣が要所を締めるという勝ちパターン。この強さが東北大会でも発揮できれば、文句なしの優勝候補として上がってくるだろう。
高校野球秋季東北大会の歴代優勝高校
それでは最後に、高校野球秋季東北大会の歴代優勝高校の、過去10年間をみていこう。
開催年 | 優勝高校 | 準優勝高校 |
---|---|---|
2007 | 東北(宮城) | 聖光学院(福島) |
2008 | 光星学院(青森) | 一関学院(岩手) |
2009 | 秋田商(秋田) | 盛岡大付(盛岡) |
2010 | 東北(宮城) | 光星学院(青森) |
2011 | 光星学院(青森) | 聖光学院(福島) |
2012 | 仙台育英(宮城) | 聖光学院(福島) |
2013 | 八戸学院光星(青森) | 東陵(宮城) |
2014 | 仙台育英(宮城) | 大曲工(秋田) |
2015 | 青森山田(青森) | 八戸学院光星(青森) |
2016 | 仙台育英(宮城) | 盛岡大付(岩手) |
まとめ
いかがだっただろうか。
10月13日に開幕する秋季東北大会。今年は福島県で開催される予定となっている。
夏の甲子園は終わったが、それでも野球はまだまだアツい。特に秋季大会は、来年春のセンバツを懸けた大切な一戦でもある。
既に来年の甲子園に向けた戦いは始まっているのだ。是非とも、今年の東北地区にも注目してほしい。
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