今回は、千葉代表として選抜高校野球2018に出場する中央学院のメンバーとその出身中学、更には注目選手を紹介していこう。
秋季関東大会決勝、明秀学園日立を6-5で破り初優勝を飾り、初優勝を遂げた中央学院。
来春に行われる選抜高校野球2018への出場をほぼ確実なものにしている。
千葉県内では強豪と呼ばれる高校であったが、なかなか甲子園出場には恵まれず、意外にも2018年の春のセンバツが春夏通じて初めての甲子園出場となる。
しかし、ここから中央学院の時代が始まる可能性もあり、今後とも注目していきたい高校だ。
さて、それではさっそく、中央学院野球部2018メンバーを紹介していこう。
中央学院2018メンバー&出身中学を紹介
背番号 | 名前 | ポジション | 学年 | 出身中学 (出身チーム) |
---|---|---|---|---|
1 | 大谷 拓海 | 投手 | 2 | 印西市滝野中(船橋シニア) |
2 | 池田 翔 | 捕手 | 2 | 千葉市小中台中(千葉東シニア) |
3 | 長沼 航 | 内野手 | 1 | 阿見町竹来中(取手シニア) |
4 | 手塚 歩夢 | 内野手 | 1 | 千葉市花園中(葉西シニア) |
5 | 川崎 和希 | 内野手 | 2 | 松戸市根木内中(松戸シニア) |
6 | 平野 翔 | 内野手 | 2 | 八王子市南大沢中(武蔵府中シニア) |
7 | 田中 大暉 | 外野手 | 2 | 利根町利根中(取手シニア) |
8 | 宇田 周平 | 外野手 | 2 | 我孫子市我孫子中(取手シニア) |
9 | 西村 陸 | 外野手 | 2 | 葛飾区立石中(江戸川中央シニア) |
10 | 畔柳 舜 | 控え | 1 | 松戸市第五中(松戸シニア) |
11 | 高鹿 隼人 | 控え | 1 | 松戸市古ヶ崎中(松戸シニア) |
12 | 和田 将幸 | 控え | 1 | 葛飾区桜道中(江戸川中央シニア) |
13 | 高岡 颯 | 控え | 2 | 柏市豊四季中 |
14 | 西山 空 | 控え | 2 | 柏市柏第五中 |
15 | 菊島 岳 | 控え | 2 | 杉並区杉森中(武蔵府中シニア) |
16 | 信田 虎輝 | 控え | 2 | 松戸市第一中 |
17 | 長谷川 剛士 | 控え | 2 | 旭市第二中 |
18 | 森 健輔 | 控え | 2 | 取手市永山中(取手シニア) |
監督・・・相馬幸樹(38歳)
春の選抜
秋季関東大会で優勝を遂げた中央学院。秋季大会での成績が重要な選考材料となる春の選抜だが、優勝を遂げた中央学院はほぼ出場当確だろう。
これまで甲子園出場経験は無く、今回が春夏通じて初の甲子園出場となる。
春季大会
未定(結果が分かり次第随時追記予定)
夏の高校野球
未定(結果が分かり次第随時追記予定)
夏の甲子園
未定(結果が分かり次第随時追記予定)
秋季大会
未定(結果が分かり次第随時追記予定)
[ad#ad]注目選手を紹介!
大谷 拓海(投手)
中央学院を投打で支えているのは、間違いなくこの大谷だろう。中央学院のエース右腕としては、サイドスロー気味のリリースから最速144キロの直球、そしてサイドハンドで大きな武器となるスライダーなどを駆使し、先発やリリーフを務める。
打っては通算23本塁打という記録を持ち、チームの4番に座り、攻撃陣を牽引する。
まさしく”二刀流”の大谷二世として話題になることだろう。
船橋芝山と年内最後の対外試合では打者12人に1安打6三振無失点と好投も見せ、来春のセンバツでの活躍の期待が高まっている。
長沼 航(一塁手)
1年生ながら、長打力でチームを救った長沼にも注目したい。秋季関東大会決勝、明秀日立戦では公式戦初となる本塁打を放ち、接戦の決勝戦を制した。
「中学では長打力が無かった」と語る長沼だが、この公式戦初本塁打をきっかけに大きく飛躍する可能性もある。
1年生という将来性にも期待したい。
監督の経歴や特徴
中央学院を初の甲子園に導いたのが、相馬幸樹監督。
市立船橋高時代には夏の甲子園に出場した経験を持ち、大阪体育大、社会人名門であるシダックスでもプレーした好投手だった。大阪体育大時代にはMLBで活躍する上原浩治投手と1年間プレーしている。
相馬幸樹監督の指導の特徴としては、「完全にマニュアル化させた指導方法」である。強豪ということもあり、部員の人数が100人を超えることも少なくないという環境では、いくらミーティングを繰り返したところで選手全体には浸透していかないと考えた相馬監督は、マニュアルを作成することにより、精神的にぶれやすい高校生にとって生活面や心構えを明文化させた。
それとともに、指導方針にもブレが生じなくなることで、選手全員の意識を統一させるように仕向けたのである。
また、もうひとつの特徴としては、監督は練習中に口を出すことは殆ど無く、選手とコーチが主体となり練習を進めていることだろう。
投手コーチ2名、野手コーチ2名が常に常駐しており、外部コーチやOBが練習を見ることもあるのだという。
この体制は相馬監督が就任し始めた頃から思い描いていた構想であり、「選手を上手くするのはコーチの役目」という考えからきている。
飽くまで選手を育成するのはコーチ、そしてその鍛え上げた選手を試合の場で生かしてあげるのが監督の役割だと考えており、この分業化によってそれぞれが自分の役割を理解し、練習に取り組むようになったのだとか。
バッティング練習時には、高校野球の練習風景にありがちな大声を出していることはなく、それぞれが黙々と自分のバッティングと向き合っている。
このように、プロ野球のような練習環境を作り上げ、強豪と呼ばれるまでにチームを育て上げた相馬監督の手腕は、確かなものだろう。
初の甲子園となる春のセンバツ2018。是非とも期待したい。
中央学院からプロ入りした選手
進路 | |
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押本健彦 | 日本ハムファイターズ(投手) |
藤崎大輔 | 日本ハムファイターズ(捕手) |
安原政俊 | 読売ジャイアンツ (投手) |
古城茂幸 | 日本ハムファイターズ(内野手) |