今回は、甲子園常連高校/野球強豪校の偏差値や進学校を紹介していきたいと思う。
来年、高校受験を迎える野球少年は、数多くいることだろう。
もちろん、野球少年にとって大切なのは「野球部の強さ」であることに他ならないのだが、両親からすれば気にして欲しいのは、その学校の「偏差値」だろう。
高校での3年間、みっちり野球をやったとして、プロ野球選手になれるのはほんの一握り。多くの高校球児は一般企業に就職するか、進学するかのどちらかの道を進むことになるだろう。
そうなったとき、ただガムシャラに「野球だけをやってきました!」では厳しいこともあるだろう。
やはり、学力も多少なりとも必要となってくるものだ。
大切なのは「文武両道の精神」である。
もちろん、甲子園に出るほどの強豪ながらも、新学校として有名大学に多くの生徒を送り出している高校も、中にはある。
そこで今回は、普段の野球一色ではなく、甲子園常連高校/野球強豪校の偏差値や進学校を紹介し、勉学の面で高校球児をみていこうと思う。
甲子園常連高校/野球強豪校の偏差値
まずは、春のセンバツ2017から、偏差値の高かった高校をみていこう。
早稲田実業高校・・・偏差値75
怪物・清宮の通う早稲田実業は、脅威の偏差値75。
進学先には早稲田大学もある為、勉学にも力を入れているようで、勉強するための施設も充実している。
しかし、野球部の頭が特別良いというわけではなく、勉強が得意な生徒、スポーツが得意な生徒で、学力には大きな隔たりがあるようだ。
静岡高校・・・偏差値71
恐らく、野球部員の偏差値が一番高いのはここ、静岡高校だろう。小テストを含めれば、ほぼ毎日テストが行われており、常に勉強に励まなければいけない環境にある。
学科は普通科のみであり、野球部だからといって特別な待遇は無い。しっかりと勉学に励んだもののみが、部活に打ち込めるという、まさしく文武両道な校風である。
作新学院・・・偏差値70
江川卓の出身校としても有名な作新学院も、偏差値が高い。「塾に行く必要が無い」といわれるほどに生徒の勉強に向き合ってくれる先生や、夜遅くまで解放されている自習室があるおかげで、学生は自然と机に向かう習慣ができ、自然と勉強が身につくようになるのだとか。
この他にも、
福岡大大濠・・・偏差値70
大阪桐蔭 ・・・偏差値69
札幌第一 ・・・偏差値69
智弁学園 ・・・偏差値65
前橋育英 ・・・偏差値64
健大高崎 ・・・偏差値63
日大三 ・・・偏差値63
と、強豪と呼ばれる高校でも、しっかりと勉学にも力を入れていた。
それでは、一応、春のセンバツ出場校の中でワースト偏差値トップ3も紹介しておこう。
高岡商・・・偏差値46
帝京五・・・偏差値45
秀岳館・・・偏差値43
確かに偏差値は低いかもしれないが、在校生によると、「明るく、活気がある」「みんながひとつになって目標に取り組んでいる」という面もあり、学生に大切な精神はしっかり養われているようだ。
偏差値が低いからといって、ダメな高校では無いのだということを、ここに記しておきたい。
[ad#ad]まとめ
いかがだっただろうか。
以外(と言っては失礼だが)にも偏差値の高い高校も、多くあったのではないだろうか。
しかし、あくまでもこれは「高校の偏差値」であって、「野球部の偏差値」ではないということをご了承頂きたい。
特別進学コースも、スポーツコースも総合した偏差値であるため、実際にはもう少し数値に誤差もあるだろう。
大切なのは、本人の勉強する気持ちである。
「どうか、野球に向ける情熱の1割だけでも、勉強に向けてくれないだろうか・・・いや、でも毎日遅くまで練習頑張っているし・・・」
球児のご両親の心境は、どんな時代も複雑なのである。