この記事では、夏の高校野球についてお伝えしていく。その中でも”東東京大会(予選)2017”の優勝予想&速報結果に関して触れていこう。
西東京と同様、7月8日に開幕を迎える東東京地区予選。
使用される会場は神宮球場、神宮第二球場、都営駒沢球場、江戸川区球場、大田スタジアム、明大球場の各球場。
開会式も行われるメイン球場は、神宮球場となる。ここで、決勝戦も行われる。
清宮のいる西東京に注目が集まりがちだが、こちら東東京もかなりレベルは高い。
東京地区を東西に分けてはいるが、それでも東東京地区の参加校数は140校以上(去年データ参照)。
強豪も多く、関東一高をはじめ、二松学舎大附、帝京、国士舘など、全国でも名を馳せる強豪校が同じトーナメント内にひしめいている。
まるで気が遠くなるような甲子園への茨の道。このなかで、1枚しか用意されていない甲子園行きの切符を手に入れるのは果たしてどの高校か。
優勝予想を踏まえ、結果をみていこう。
高校野球東東京大会2017結果
※試合終了後、速報として追記していきます。
1回戦~2回戦
【7月8日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
立教池袋 | 7-0 | 九段中等 |
立教池袋は7/11に行われる文京戦へ。
【7月9日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
大島 | 6-7 | 正則学園 |
広尾学園 | 0-17 | 足立学園 |
芝浦工大附 | 10-5 | 附早稲田 |
國學院 | 4-9 | 日体大荏原 |
青稜 | 5-6 | 広尾 |
豊島学院 | 7-9 | 海城 |
桐ヶ丘/農産/八丈 | 0-19 | 紅葉川 |
昭和一 | 3-4 | 多摩大目黒 |
日比谷 | 4-7 | 小松川 |
新宿 | 1-4 | 郁文館 |
東京成徳大高 | 3-2 | 淑徳 |
東京 | 8-2 | 豊南 |
南葛飾 | 2-5 | 荒川工 |
自由ヶ丘学苑 | 0-14 | 雪谷 |
【7月10日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
日大豊山 | 12-3 | 学習院 |
明大中野 | 9-2 | 目黒学院 |
葛飾野 | 5-8 | 立正大立正 |
橘 | 13-3 | 大島海洋国際 |
つばさ総合 | 2-5 | 三商 |
浅草/かえつ有明/科学技術 | 0-8 | 板橋 |
駿台学園 | 6-0 | 足立東( 派遣 ) |
大森学園 | 6-5 | 錦城学園 |
東海大高輪台目白研心 | 44-0 | 国際 |
成立学園 | 5-6 | 王子総合 |
堀越 | 10-0 | 筑波大付 |
【7月11日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
文京 | 4−7 | 立教池袋 |
田園調布 | 11−6 | 大山/産業技術高専/東京学園/六郷工科 |
攻玉社 | 3−6 | 青山 |
荒川商 | 7−0 | 葛西工 |
獨協 | 11−9 | 深川 |
京華商 | 4−8 | 城西大城西 |
江戸川 | 8−5 | 目白研心 |
大崎 | 0−7 | 篠崎 |
高島 | 8−1 | 葛飾商 |
東 | 6−3 | 北豊島工 |
日出 | 9−1 | 足立工 |
小山台 | 20−1 | 葛西南 |
文教大付 | 3−10 | 本郷 |
【7月12日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
淵江 | 9−2 | 芝浦工大附 |
大森 | 10−0 | 赤羽商 |
日本橋 | 4−9 | 多摩大目黒 |
巣鴨 | 2−9 | 日工大駒場 |
城北 | 10−9 | 小松川 |
上野学園 | 5−3 | 新宿or郁文館 |
墨田工 | 8−1 | 両国 |
桜修館 | 4−5 | 東京成徳大高 |
蒲田( 派遣 ) | 0−7 | 東京 |
三田 | 9−8 | 荒川工 |
桜丘 | 2−10 | 小岩 |
青井 | 5−15 | 鷺宮 |
富士 | 0−10 | 雪谷 |
【7月13日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
中野工 | 0−12 | 日体大荏原 |
駒場 | 14−13 | 大田桜台 |
足立新田 | 8−1 | 海城 |
日本ウエルネス | 13−8 | 順天 |
青山学院 | 2−7 | 城東 |
高輪 | 14−4 | 戸山 |
昭和鉄道 | 4−14 | 大東文化一 |
目黒 | 1−3 | 修徳 |
正則 | 2−4 | 紅葉川 |
渋谷教育渋谷 | 0−10 | 日大一 |
成城 | 10−9 | 武蔵丘 |
駒込 | 6−1 | 京華 |
足立西 | 8−7 | 開成 |
【7月14日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
帝京 | 5−2 | 立教池袋 |
聖学院 | 13−12 | 東洋 |
立志舎 | 8−2 | 淑徳巣鴨 |
東亜学園 | 5−4 | 広尾 |
安田学園 | 8−0 | 岩倉 |
麻布 | 0−20 | 芝 |
関東一 | 9−6 | 雪谷 |
正則学園 | 2−9 | 日大豊山 |
明大中野 | 7−9 | 足立学園 |
立正大立正 | 12−0 | 橘 |
本郷 | 1−8 | 堀越 |
【7月15日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
淵江 | 5−4 | 大森 |
三商 | 0−9 | 板橋 |
駿台学園 | 0−7 | 大森学園 |
東海大高輪台 | 6−4 | 王子総合 |
二松學舍大附 | 7−4 | 多摩大目黒 |
田園調布 | 1−5 | 青山 |
東京成徳大高 | 4−10 | 実践学園 |
共栄学園 | 6−5 | 東京 |
東 | 2−5 | 駒込 |
足立西 | 12−1 | 三田 |
小岩 | 15−4 | 鷺宮 |
日出 | 4−7 | 小山台 |
【7月16日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
朋優学院 | 7-12 | 日体大荏原 |
駒場 | 10-3 | 聖学院 |
立志舎 | 2-11 | 東亜学園 |
安田学園 | 9-3 | 芝 |
足立新田 | 1-5 | 日本ウエルネス |
城東 | 17-0 | 高輪 |
大東文化一 | 1-8 | 修徳 |
紅葉川 | 4-2 | 東京実 |
荒川商 | 4-10 | 獨協 |
日工大駒場 | 9-8 | 城北 |
上野学園 | 5-0 | 墨田工 |
日大一 | 12-5 | 成城 |
城西大城西 | 1-4 | 江戸川 |
【7月17日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
帝京 | 8−3 | 日大豊山 |
足立学園 | 7−6 | 立正大立正 |
淵江 | 7−0 | 板橋 |
大森学園 | 2−3 | 東海大高輪台 |
共栄学園 | 12−5 | 高島 |
駒込 | 3−2 | 足立西 |
小岩 | 0−10 | 小山台 |
堀越 | 4−13 | 関東一 |
【7月18日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
青山 | 0-7 | 二松學舍大附 |
日体大荏原 | 6-3 | 駒場 |
獨協 | 3-1 | 日工大駒場 |
上野学園 | 11-5 | 日大一 |
紅葉川 | 1-8 | 修徳 |
※【城東-日本ウエルネス】、【安田学園-東亜学園】、【実践学園-江戸川】の試合は雨につきノーゲーム。
7月19日へ持ち越し。
【7月19日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
帝京 | 10-0 | 足立学園 |
東海大高輪台 | 11-1 | 淵江 |
江戸川 | 4-11 | 実践学園 |
小山台 | 1-7 | 関東一 |
城東 | 0-2 | 日本ウエルネス |
東亜学園 | 5-1 | 安田学園 |
共栄学園 | 5-2 | 駒込 |
準々決勝
【7月20日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
日体大荏原 | 2−4 | 東亜学園 |
日本ウエルネス | 0−7 | 修徳 |
二松學舍大附 | 19−0 | 獨協 |
上野学園 | 13−0 | 実践学園 |
準決勝
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
東亜学園 | 3-5 | 東海大高輪台 |
関東一 | 1-8 | 二松學舍大附 |
決勝
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
二松學舍大附 | 9-1 | 東海大高輪台 |
高校野球東東京大会2017優勝予想!
関東一高
まず注目は、前年度優勝の関東一高。
春季大会では準々決勝で国士舘に破れたものの、プロも注目するエース・高橋は要チェック。186cm85キロという恵まれた体格、マックス145キロを誇る直球と、内角をえぐり見逃し三振に奪うマウンド度胸で、早稲田実業・清宮からも三振を奪った。
そして女房役・石橋にも注目したい。捕球してから投げるまでのスローイングタイムは脅威の1.9秒台。この数値はプロでもそう簡単に出せる数値ではない。しかもこの数値を出した当時はまた中学生。その大器の片鱗を見せ付けていた。
バッティングでは5番に座り、チームの主軸を担っている。スイングスピードも速く、140キロを超える直球でも鋭くはじき返すシュアなバッティングが持ち味。
この黄金バッテリーで、関東一高を2年連続の甲子園へと導く。
東海大高輪台
次に注目したいのが東海大高輪台。
春季大会はまさかの2回戦負けを喫し、悔しさをにじませたが、その分夏に懸ける思いは強い。
なかでも、エース・宮路は夏への思いが人一倍強いだろう。直球は入学時の142キロから大幅アップし、147キロにまで成長。高い潜在能力を持ち、スライダー、カーブ、スプリットを器用に操る、今大会では少ない本格派ピッチャーである。
入学時には62キロだった体重も、2年間で83キロにまで増量。直球のキレが増し、スタミナもついてきている。
なにより、エースとしての自覚が芽生え、チームを初の甲子園に導こうとする姿が垣間見えるようになってきた。
時折甘く入り痛打される場面も目立つが、一試合を通して集中力を保つことができれば甲子園も見えてくるだろう。
帝京
忘れてはいけないのが名門・帝京。
一時は甲子園の常連でもあった伝統ある高校。その強さは未だ健在であり、春季大会では都立日野や東京実業を破り準決勝へ進出。準決勝では日大三に9-7で破れたが、終盤8回に4点を奪うなど、粘り強さ、追い込まれたときの強さを垣間見ることができた。
中学時代にはU-15日本代表にも選ばれている松澤は、直球の平均は128~135キロだがテンポの良さで相手打者を手玉にとるピッチングスタイル。カーブも得意としており、緩急のつけたピッチングで、直球も数値より速く感じることだろう。投打で帝京を引っ張る、攻守の要でもある。
ここ最近は甲子園から遠ざかっていた帝京。もう一度あの聖地を目指し、この夏にアツい思いをぶつける。
まとめ
いかがだっただろうか。
参加校数140を超える東東京。近年は都立高校の躍進もあり、もしかしたら大番狂わせも起こりえるかもしれない。
関東一高・東海大高輪台・帝京という3強が甲子園有力候補だが、ダークホース的存在も現れてくれるだろう。
まずは初戦。各校がどのような試合展開をみせるかに、大いに注目したい。