今回は、中日ドラゴンズ・森野将彦の引退に関して、その理由や引退試合の日程はいつなのかも紹介していこう。
9月21日、中日ドラゴンズは、森野将彦選手の今期限りでの引退を公表した。
森野選手は「発表の通りです。引退を決めました。最後の1打席と分かって打席に立てるのは幸せなこと。それを感じながら迎えたい」と笑顔でコメントしていたが、中日一筋21年で現役を貫いてきた選手がチームを去ってしまうというのは、やはりファンとしてみれば寂しい気持ちもあるだろう。
果たして、森野選手はなぜ引退を決意したのか。そして、最後の雄姿となる引退試合はいつなのか。
さっそく紹介していこう。
中日・森野将彦選手の引退理由とは?
森野は今年で39歳。プロ野球界でいえば、引退していてもおかしくない年齢ではある。
しかし、今シーズンも21試合に出場し打率は.250。まだまだ充分に戦えるようにも思える。
果たして、森野選手の引退理由とは一体なんなのだろう。
これまでの通算成績は1800試合に出場し1581安打、打率2割7分7厘、165本塁打、782打点。10年に三塁でベストナイン。14年に一塁でゴールデングラブ賞を獲得。一流と言って差し支えない、素晴らしい成績である。
しかし、今年は7月2日の広島戦で右足を痛め一軍登録を抹消。2軍での調整の日々が続いていた。
思うように動かない身体に苛立ちも覚えたことだろう。
森野本人は、引退の理由を「打てなくなったことよりも、守れなくなったことが最大の理由」と語っている。
代打のみでの出場は、守備でも素晴らしい結果を残してきた森野のプロとしてのプライドが許さなかったのかもしれない。
また、この年齢での怪我という事もあり、恐らく球団からは「戦力外」か「引退」かの二択を迫られたのではないかと、個人的には思っている。
事実、昨年あたりからは2軍監督になるという噂や、戦力外になるのではないか、という噂も飛び交っていた。
「戦力外」と「引退」では、その後の人生に大きな差が出てくる。飽くまで現役にこだわるのであれば、他球団へ挑戦することも考えられるが、39歳という年齢も考慮すると、それもなかなか難しい。
引退であれば、その球団のフロントとして今後もチームに携われる可能性は高い。森野ほどの一流選手であり、中日ドラゴンズに21年間貢献してきたともあれば、中日も是非ともコーチやゆくゆくは監督として迎え入れたいところだろう。
ともあれ、21年間もの間、同じ球団で活躍し、幾多もチームに貢献してきた森野。
その雄姿を見られる最後の試合はいつなのかも紹介していこう。
[ad#ad]森野将彦選手の引退試合はいつ?
森野にとっての最終戦は、
”9月24日-広島カープ戦(ナゴヤドーム)”
と発表された。
最後の打席を本拠地のナゴヤドームで迎える森野は、「最後と分かって打席に立てるのも幸せ。そういうのを感じながら立ちたい」とコメントしている。
残念ながらこの日の観戦チケットはほとんど残っていないようだが、テレビではCBC、中国放送、J SPORTS2で放送される予定だ。
現在のところ、引退後の進路については明かされていない。フロント入りするのか、解説の道に進むのか、第二の人生を謳歌するのか・・・。
個人的には、ここまで培ってきた一流としてのノウハウを、これからの中日の育成の為に役立てていってほしいと思っている。
森野将彦選手の現在の年俸はいくら?
2017年の森野の年俸は8400万円(推定)。
2016年は1億4000万円だった為、2017年は大きく下がってしまったように感じるが、それでも8400万円は主力選手クラスの年俸である。
どれほど、この森野という選手が中日ドラゴンズに貢献していたかが分かるだろう。
まとめ
いかがだっただろうか。
この時期になると、これまで当たり前のように観てきた選手達が引退を表明し始める。
なかには、甲子園で輝いていた選手が、プロでは伸び悩んでしまい、ひっそりと引退してしまうケースも少なくない。
そんな中で、39歳まで現役を貫き、21年間、移籍をせずにひとつのチームで活躍し続けた森野の引退は、ファンにとって衝撃的であり、比べものにならないショックを与えたことだろう。
しかし、次世代に繋ぐためにも決意したであろう引退という花道。24日に行われる最終戦を、是非ともその目に焼き付けてほしい。