今回は、間もなく開催される都市対抗野球2017の優勝予想と、注目選手も紹介していこう。
第88回目の開催を迎える都市対抗野球大会。
予選には334チームが参戦し、東京ドームで行われる本戦に向けて、アツい戦いを繰り広げてきた。
そんな都市対抗野球の開催日は7月14日。
出場チームは前年度優勝のトヨタ自動車が推薦出場、そして予選を勝ち抜いた31チームの合計32チームが出場。
トーナメント方式で試合が進んでいき、決勝戦は7月25日に行われる予定だ。
さて、昨年はトヨタ自動車は見事優勝を果たしたが、、今年優勝を成し遂げるのは果たしてどのチームなのか。
そして、今大会注目選手はどの選手なのか。さっそくみていこう。
都市対抗野球2017優勝予想!
まず注目したいのは、昨年優勝チームでもある”トヨタ自動車”。
絶対的エース・佐竹は昨年大会で計30イニングを投げ僅かに1失点。大会MVPに送られる橋戸賞も受賞した、社会人野球の星ともいえる選手である。
また、女房役である捕手は、早稲田大学時代に斎藤佑樹の捕手を務め、プロ野球でも活躍した細山田が正捕手として佐竹をリードする。
前回大会では4試合を合計2失点と、守り勝つ野球が確立されている。
今年3月に行われたスポニチ大会でも初優勝を飾っており、波に乗っているチームと言えるだろう。
去年の初優勝という勢いそのままに、優勝まで駆け上がっていく可能性は高いだろう。
次に注目なのが昨年準優勝の日立製作所。
昨年は準優勝という結果に悔しさを滲ませたが、その強さはやはり注目である。
なかでもセカンド・田中俊太は現・広島カープの田中広輔の弟であり、昨年は新人ながら広角なバッティングと広い守備範囲を見せ準優勝に貢献。ベストナインにも輝いた。社会人2年目にして、ドラフト候補にも挙がっている。
今年の予選では2次予選で苦しんだが、3年連続での本戦出場を決めた、日立製作所。
今年は創部100周年ということもあり、優勝を目指す気持ちは例年以上に高いだろう。
昨年のリベンジを誓い、本戦に臨む。
15年連続59回目の出場となる日本生命にも注目したい。
2015年には見事優勝を果たした社会人チームの名門・日本生命だが、昨年は三菱日立パワーシステムズ横浜に破れ、まさかの1回戦敗退。波乱が起きた。
古豪だからこそ求められるプレッシャーも大きいことだろう。
今年の予選準決勝ではNTT西日本で2-0と完封勝利し、決勝の日本新薬に3-1で勝利。
チームの勢いは良い状態にあると言っていいだろう。
昨年のリベンジを、そして一昨年の栄光を取り戻す姿を期待したい。
[ad#ad]都市対抗野球2017注目選手
昨年、投手としてトップレベルの成績を残しているトヨタ自動車の佐竹には絶対注目だ。
過去には侍ジャパン社会人代表に選出された実績を持つ。
テイクバックの小さいフォームから、キレの良い直球を投げる。そのボールは、計測される数字以上のスピード感、そして球威を感じさせるだろう。
プロよりも社会人野球を選び、まさしく社会人野球を代表するエースである。
そしてドラフト候補筆頭にも挙げられるのがJR東日本の田嶋 大樹。
高校時代から注目されていた選手だったが、社会人野球で完全なる開花を遂げたサウスポーだ。
最速は152キロで、スライダー、カーブ、フォーク、シンカーと変化球も多彩。
試合では国内9球団・総勢30名のスカウトが試合を視察に来るなど、間違いなく今年のドラフトでも注目されるだろう。
野手として注目したいのはトヨタ自動車で2年目を迎える藤岡 裕大。
ショート、サード、外野を守れるユーティリティプレイヤーであり、遠投は110mを超える強肩の持ち主。
亜細亜大学時代には侍ジャパン大学代表にも選出されている注目株。
広角に打ち分けることができ、パンチ力もある。足も速く、マルチに活躍できる選手だ。
すでにプロ11球団が今年のドラフト候補としてリストアップしており、即戦力として期待している。
昨年には活躍した若手選手に送られる若獅子賞も受賞しており、今年の活躍にも期待が持てる。
まとめ
いかがだっただろうか。
高校野球の予選も始まる時期だが、この都市対抗野球にもぜひ注目していただきたい。
プロ野球にも、高校野球にも無いような独特な雰囲気を持つのが都市対抗野球。
戦うのは社会人のため、皆が働く時間を練習に割くこともある。その分、会社からのプレッシャーもある。
7月14日から東京ドームで行われるので、もし興味がある方は観戦してみても良いのではないだろうか。
関連記事
・ヤクルトスワローズ春季キャンプ2018の開催地や日程を紹介!