今回は、国体高校野球2017の出場校と優勝予想!出場資格や決め方はどのような基準なのか、紹介していこう。
夏の甲子園という、高校野球界においての一大イベントは、花咲徳栄の優勝によって幕を閉じた。
しかし、まだ高校球児の夏は終わっていない。
10月に愛媛県で開催されるえひめ国体に、甲子園に出場した12チームが招待され、再び試合を行うのである。
これは高校野球ファンにはたまらない試合だろう。
試合によっては、甲子園でのリベンジを果たすことも起こりえる。ただでさえ接戦、好ゲームが頻発した今年の高校野球。あのアツい試合を、同じメンバーで観る事ができるのだ。
さて、それでは早速、えひめ国体に招待された合計12チームを紹介しよう。
国体高校野球2017出場校
出場高校は12チーム。これに加えて、補欠高校も2校選出されている。
・盛岡大付属(岩手)
・仙台育英(宮城)
・花咲徳栄(埼玉)
・東海大菅生(西東京)
・日本文理(新潟)
・津田学園(三重)
・天理(奈良)
・大阪桐蔭(大阪)
・広陵(広島)
・三本松(香川)
・明豊(大分)
・済美(愛媛)
・聖光学院(福島)・・・補欠校
・前橋育英(群馬)・・・補欠校
新潟の代表校として選出された日本文理の大井監督は本来、夏の甲子園で勇退予定であった。しかしこの度、えひめ国体でも指揮を執ることに決まった。
見事夏の甲子園で優勝を果たした花咲徳栄だが、今度はチャンピオンという立場で、チャレンジャーを打ち倒さなければいけない。夏の甲子園とはまた違うプレッシャーもあることだろう。
国体2017の開催地は愛媛で、野球の会場は松山坊っちゃんスタジアム。これはプロ野球でもしばしば使用される、立派な野球場である。
大会日程の高校野球部門は10月6日(金)~9日(月)。ちなみにこれは公開競技とされ、県対抗の成績には含まれない。
[ad#ad]国体高校野球の出場資格や決め方
さて、夏の甲子園の熱闘を思い出させてくれる豪華な出場チームの面々だが、果たしてどのような基準で選考されているのだろうか。
これは、夏の甲子園大会での成績と、国体選考委員会によって決められている。
ベスト8まで進出した盛岡代付属、仙台育英、花咲徳栄、東海大菅生、天理、三本松、明豊、広陵は自動的に出場が確定。
これに加え、開催地・愛媛の代表校である済美も代表に選出。
残り3チームの出場枠だが、これはエリアごとに出場校が無い地区から選出されることになっている。
この中から、国体選考委員会による厳正なる選考によって、甲子園での戦いぶりなども踏まえて判断し、決定される。
これにより、日本文理、津田学園、大阪桐蔭が選出された。
なかでも日本文理、大阪桐蔭は、夏の甲子園で仙台育英に敗戦している。今回の選出によって、リベンジに燃え上がっていることだろう。
また、めでたく夏の大会初出場となった津田学園も、済美に破れている。この国体で、リベンジを果たせるだろうか。
国体高校野球2017優勝予想!
さて、それでは国体高校野球2017の優勝予想だが、出場高校はベスト8まで進出した高校を含め、今年の甲子園を大いに盛り上げてくれた高校ばかりが出場する。
この豪華メンツのなか、飽くまでも個人的な優勝予想をさせてもらうならば、優勝は”広陵高校(広島)”では無いだろうか。
理由としては、甲子園準優勝という成績を残していること。そしてU-18に選出された中村は代表戦でも好調な点。それに加えて、夏の甲子園からかなり国体まではかなり時間が空くが、試合感を失わずに済んでいるという点にある。
もちろん、他の選出高校のなかからもU-18に選出されている選手はいるが、チームの総合力でいえば、広陵が頭ひとつ抜けているように感じる。
夏の甲子園ではなかなか思うようなピッチングが出来ていなかったエース・平元が立ち直してくれば、広陵の優勝はグッと近づいてくるだろう。
夏の甲子園・花咲徳栄が国体でも優勝することも充分に考えられるが、追われる側のプレッシャーも鑑みて、国体での優勝は広陵と予想させていただいた。
もちろん私見であるため、様々な意見はあるだろうが、リベンジを果たしてほしいという思いも含めさせていただいた次第である。
まとめ
いかがだっただろうか。
夏の甲子園での熱闘を再び楽しむことができるえひめ国体。今年の甲子園は接戦も多かったことから、期待度は高いだろう。
現在のところ放送情報は無いため、この熱闘を観たいという方は是非、愛媛まで足を運んでほしい。
個人的には、大阪桐蔭-仙台育英、花咲徳栄-広陵の再演が行われることを期待している。
特に大阪桐蔭-仙台育英は、9回裏の仙台育英による大逆転劇で幕を閉じたことから、今回もアツい試合展開になるのではないだろうか。
10月6日に開催されるえひめ国体。3年生にとっては、これが正真正銘のラストゲームとなる。もう少しだけ高校球児としていられる時間を、選手達には思い切り楽しんでほしい。