今回は、少年野球用グローブの人気おすすめシリーズ5選を紹介していく。
また少年野球用のグローブの選び方や型付け方法に関しても触れていこう。
以前は、基本的な少年野球グローブのサイズや色の規定、手入れや柔らかくする方法を紹介した。
さて、規定を理解し、手入れの仕方も学んだところで、スポーツショップに駆け込んでみたはいいものの、メーカーの多さ、シリーズの多さ、形の違い・・・。
一体どれを選べば良いのか、何を基準にすれば良いのか、分からなくなる人も多いのではないだろうか。
ただでさえ、今後長い付き合いとなる、大事な相棒。
気に入らなくなったからといって、すぐに買い換えるような代物ではない。
一番最適な選び方はもちろん、自分のフィーリングなのだが、そう上手くフィーリングが働くとも限らない。
そこで今回は、少年野球グローブ選び方や人気メーカー、そのシリーズ、そして一番の悩みどころでもある型の付け方も紹介していこうと思う。
少年野球用グローブの主要メーカー
まず、どれだけのメーカーがあるのか、そしてプロではどのような選手が使用しているメーカーなのかを紹介していこう。
ミズノ
言わずと知れた、スポーツ用具業界でも最大規模のメーカー。
野球用品も豊富であり、グローブに関してもキッズからプロ、MLBの選手まで幅広く愛用され続けている。
※プロで使用している例・・・田中将大(投手・ヤンキース)、前田健太(投手・ドジャース)、坂本勇人(遊撃手・読売巨人)etc・・
ZETT
野球業界で根強い人気を誇るZETT。女子野球にも力を入れており、そのデザイン力は他社を圧倒する勢いである。
※プロで使用している例・・・藤浪晋太郎(投手・阪神)、能見篤史(投手・阪神)、小林誠司(捕手・読売巨人)etc・・・
エスエスケイ
「どれだけ”手”になるか」を追い求める、人気メーカー。少年野球用のグローブも、本物志向の作りである。
※プロで使用している例・・・西勇輝(投手・オリックス)、菊池涼介(二塁手・広島)、秋吉亮(投手・ヤクルト)etc・・・
アシックス
近年、ローリングス社との契約が満了し、アシックスとして野球業界に参入してきたメーカー。しかし革新的なデザインと、これまで培ってきたノウハウで、早くも多くのプロが使用している。
※プロで使用している例・・・大谷翔平(投手・日本ハム)、ダルビッシュ有(投手・レンジャーズ)、菊地雄星(投手・西武)etc・・・
もちろん、これ以外にも多くのメーカーが参入している。久保田スラッガー、ハイゴールド、ジームス、ウィルソン、ハタケヤマ、アディダス、アンダーアーマーなどなど・・・。
さて、それではこれだけ多くのメーカーのなか、実際に人気なのはどのメーカー、どのシリーズなのか・・・。
[ad#ad]少年野球用グローブの人気おすすめシリーズ!
アンダーアーマー-UAユースシリーズ
まず人気だったのはアンダーアーマー。やはり、ここ最近プロ野球で使用している選手が多いことが主な理由だろう。
少年用でも妥協していないフィット感、そしてデザイン性は、周り選手からも一目置かれることだと思う。
ZETT-ネオステイタス
続いてはZETT。こちらは少年硬式用なので、リトルリーグ選手に人気のようだ。もちろん少年軟式用もある。
人気メーカーであるが、その中でもキャッチャーミットや外野手用の型はオリジナリティが高く、人気が高い。
ミズノ-セレクト9
レギュラーをねらう挑戦をサポートする」というコンセプトのもと、ミズノが新たに立ち上げたセレクトナインシリーズ。
開閉のしやすさ、フィット感、高級感を従来よりもアップさせ、少年野球選手に適した造りを追求したシリーズである。
アシックス-ゴールドステージ
子供も握りやすい「ハイクラッチ構造」を採用。握力の少ない子供でも、楽に捕球できるようになっている。
また、ロゴマークの位置も従来とは一味違い、デザイン性も高く、現在人気のシリーズである。
エスエスケイープロエッジ
グラブ背面の手を入れる部分にクッションを入れることにより、長時間の使用でも滑りにくく、フィット感を維持することができる。
また、ポケットがやや広めに作られているので、球際にも強い。
少年野球用グローブの選び方
野球のグローブは、ポジション別に分けられている。選ぶ際には、各ポジションに添った選び方をすることが一般的である。
それでは、ポジション毎のグローブの具体的な特徴を挙げてみよう。
ピッチャー用
ボールの握りをを隠せるように、ウエブと呼ばれる網目部分が覆われているものが多い。
また、投球動作の際に、胸に抱え込めるよう、ややコンパクトなサイズになっている。
デザイン性に凝ったものが多い。
キャッチャー用(キャッチャーミット)
キャッチャーミットは独特の形状をしており、キャッチャーは試合でキャッチャーミットを使用することがルールにより義務付けられている。
ボールをしっかり捕球できるように、作りが大きい。ボールをしっかりと掴みたい人はポケットが深めのものを、手のひらに当てる感覚でボールを掴みたい人はポケットが浅めのタイプを使用しているようだ。
ファースト用(ファーストミット)
ファーストミットは、送球を挟み取りしやすいような形状になっている。
確実に送球をキャッチできるよう、大きく、ポケットも深めのものが多い。
内野手用
厳密には、ここから更にセカンド用、サード用、ショート用に細分化される。
それぞれポジションに適した造りになっている。
セカンド用はかなりポケットが浅めで、キャッチというよりは”当てて止める”ようになっている。
サード用は、強い打球に対応できるよう、ポケットが深めに作られている。内野手用の中ではサード用が一番大きい。
ショート用は、セカンドのようなフィールディングと、サードのように強い打球に対応できることが求められるため、セカンド用とサード用の中間的な造りになっている。
外野手用
外野手用は、かなり縦に長い構造になっている。これは、内野のような左右の動きよりも、前後の動きの方が多いためである。
これにより、フェンス際やライン際などの打球の処理を行えるようになっている。
オールラウンド用
恐らく、野球を始める子供達が最初に手にするグローブである。しかし、この選択は間違ってはいない。
まだポジションを与えられていない場合、どのポジションにも柔軟に対応しやすいグローブである。
内野手用としてはサード用よりやや大きめ、外野手用よりは小さめの造りとなっている。もちろんピッチャーとして使うこともできる。
このように、各ポジションによって細分化されているグローブであるが、先述したとおり、まだやりたいポジションが決まっていない場合は、オールラウンド用を選ぼう。
そこから本格的にポジションを与えられたときに、そのポジションに適したグローブを購入しても良いし、そのままオールラウンド用を使ってもまったく問題ない。
型付け方法
型を付けるには、買った当初からグローブにクセをつけていく必要がある。
まずはグローブの捕球面にひたすらボールをパチンパチンと当てて、捕球しよう。
こうすることで、自然とボールが入っていく部分、いわゆる「ポケット」が出来上がっていく。
次に、グローブの親指部分と小指部分を優しく外側に曲げていく。こうすることで捕球面が広がるので、球際の打球も捕球しやすくなる。
さて、ここから各ポジションによって型をつけていくのだが、詳細はまた次の機会に語っていこう。
まずは先述した、ポジション共通の型をつけていくことから始めてみよう。
まとめ
グローブマニアの私としては正直、紹介しきれるものではない。
それほどまでにグローブの種類は多く、野球選手の数だけグローブの数があるといっても過言ではないほどなのである。
ちなみに、私が現役時代に使用していたのは「ブレーブスポーツ」という、マイナーメーカーだった。
マイナーではあるが、メジャーなメーカーでは考えられない価格でフルオーダーメイドできる。
私も、自分で考えたデザインをウェブ(網目部分)に入れてもらい、この世にひとつのオーダーグローブだった。
革の質もよく、知る人ぞ知るメーカーなので、是非一度HPを覗いてみてほしい。(個人的に、HPの安っぽさも好きだったりする)。