この記事では、夏の高校野球についてお伝えしていく。その中でも”栃木大会(予選)2017”の結果&優勝予想に関して触れていこう。
7月7日に開幕を迎える、栃木の甲子園を掛けた夏の予選。
使用される会場は、栃木県総合運動公園野球場、宇都宮市清原球場、栃木市総合運動公園野球場の予定だ。
開会式や決勝戦が行われるメイン会場は未定だが、恐らく栃木県総合運動公園野球場ではないだろうか。
古豪が多いという印象が強い栃木。
名門・作新学院をはじめ、小山や文星芸大附、佐野日大など、甲子園ファンならば聞いたことがあるような名門も多い。
参加高校数は62~63校と多くは無いが、その分他県に比べ密度が高い。試合数が少ないからといって油断すれば、足元を掬われかねない。
去年、一昨年は名門・作新学院が流石というべき実力で甲子園出場を果たしたが、2年連続準優勝の國學院栃木、2010年に甲子園出場を果たしている佐野日大、春季大会で優勝し勢いに乗る白鷗大足利もいる。
今年、甲子園の切符を手にするのは果たしてどの高校になるのか。
優勝予想も踏まえ、結果をみていこう。
高校野球栃木大会2017結果
1回戦
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
白鷗大足利 | 10-0 | 宇短大付 |
宇都宮北 | 6-4 | 黒羽 |
足利 | 5-6 | 足利工 |
那須拓陽 | 7-8 | 宇都宮東 |
鹿沼東 | 4-15 | 宇都宮白楊 |
小山北桜 | 8-0 | 壬生 |
宇都宮清陵 | 5-13 | 文星芸大付 |
黒磯 | 1-9 | 栃木工 |
小山 | 矢板東①の勝者 | |
矢板東① | 4-0 | 矢板① |
佐野松桜 | 4-5 | 真岡 |
栃木翔南 | 15-5 | 真岡北陵 |
佐野東 | 2-7 | 鹿沼 |
茂木 | 1-2 | 國學院栃木 |
栃木農 | 2-11 | 今市工 |
今市 | 0-7 | 佐野日大 |
宇都宮 | 足利工大付②の勝者 | |
足利工大付② | 11-4 | 鹿沼商工② |
那須清峰 | 1₋3 | 青藍泰斗 |
真岡工 | 2₋7 | 宇都宮商 |
足利清風 | 6₋2 | 栃木 |
鳥山 | 9-8 | 小山高専 |
栃木商 | 8₋4 | 鹿沼南 |
黒磯南 | 0₋7 | 石橋 |
矢板中央 | 小山南③の勝者 | |
益子芳星③ | 0-25 | 小山南③ |
上三川 | 10-3 | さくら清修 |
高根沢 | 3-0 | 幸福学園 |
那須・足南 | 0-7 | 小山西 |
佐野 | 1-9 | 大田原 |
馬頭 | 0-14 | 宇都宮南 |
宇都宮工 | 4₋11 | 作新学院 |
2回戦
【7/14】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
白鷗大足利 | 1-10 | 宇都宮北 |
足利工 | 7-6 | 宇都宮東 |
宇都宮白楊 | 9-8 | 小山北桜 |
文星芸大附 | 3-0 | 栃木工 |
小山 | 1-2 | 矢板東 |
真岡 | 1-0 | 栃木翔南 |
鹿沼 | 1-8 | 國學院栃木 |
今市工 | 2-9 | 佐野日大 |
【7/15】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
宇都宮 | 2-3 | 足利工大附 |
青藍泰斗 | 3-2 | 宇都宮商 |
足利清風 | 7-2 | 烏山 |
栃木商 | 1-3 | 石橋 |
矢板中央 | 6-3 | 小山南 |
上三川 | 0-8 | 高根沢 |
小山西 | 5-3 | 大田原 |
宇都宮南 | 2-13 | 作新学院 |
【7/16】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
足利工 | 2-12 | 白鴎大足利 |
真岡 | 2-1 | 矢板東 |
文星芸大附 | 15-4 | 小山北桜 |
國學院栃木 | 7-5 | 佐野日大 |
3回戦
【7月17日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
足利工大附 | 0-11 | 青藍泰斗 |
小山西 | 1-5 | 作新学院 |
足利清風 | 0-7 | 石橋 |
高 根 沢 | 4-9 | 矢板中央 |
準々決勝
【7月19日】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
白鷗大足利 | 3-4 | 文星芸大附 |
真岡 | 0-7 | 國學院栃木 |
青藍泰斗 | 11-1 | 石橋 |
矢板中央 | 0-8 | 作新学院 |
準決勝
【7月22日(土)】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
文星芸大附 | 7-9 | 國學院栃木 |
青藍泰斗 | 2-3 | 作新学院 |
決勝
【7月23日(日)】
高校名 | 点数 | 高校名 |
---|---|---|
國學院栃木 | 1-15 | 作新学院 |
優勝は作新学院に決定。
圧倒的な点差を付け7年連続甲子園出場。
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作新学院
優勝候補筆頭として上げられるのは、やはり作新学院だろう。
2年連続で甲子園出場を果たし、去年は遂に日本一に輝いた実績を持つ絶対的強豪。春のセンバツ2017にも出場している。また、春季関東大会では、まず茨城の甲子園出場候補である明秀日立相手に17-2と圧勝。
準々決勝では清宮擁する早稲田実業を相手に、8-4と快勝。
準決勝で東海大相模に敗北したものの、5-4という惜敗。
存分に全国で戦える実力を世に知らしめる形となった。
ドラフト候補でもある鈴木萌斗は通算打率5割のリードオフマン。彼を筆頭に、破壊力の高い野球で他を圧倒する。
白鷗大足利
次に白鷗大足利。
春季栃木大会では優勝候補筆頭でもある作新学院に完封勝利し、見事優勝。
コントロールが抜群で打者を手玉に取る右腕・仁見と、最速145キロを誇り、スカウトも注目する左腕・北浦という2枚看板で、たとえ名門であろうと得点を許さない。
春季関東大会では茨城・霞ヶ浦に8-1で破れたが、投打が噛み合えばたちまち勢いに乗るチームだろう。
國學院栃木
そしてもうひとつ注目が國學院栃木。
2年連続で、決勝戦で作新学院に破れ準優勝という悔しさを味わっている國學院栃木。そのリベンジに掛ける思いは、どの高校よりも強いだろう。
今年はあまり成績が振るっていないが、それでも夏にポイントを絞り、仕上げてくる可能性は高い。
目立ったスター選手は不在だが、その分チームバランスは整っている。まさしく今年、不動の名門・作新学院を揺るがす存在になるだろう。
まとめ
いかがだっただろうか。
作新学院という一強だった時代も、大きく変わろうとしているのかもしれない。
特に白鷗大足利は、全国でも戦い抜けるという自信を手に、この夏に一気に飛躍しそうな雰囲気だ。
また、個人的には県立の古豪・小山も応援したい。2003年夏を最後に甲子園から遠ざかっている県立高校だが、秋季大会では佐野日大を完封。作新学院には13-6で敗北したが、11安打で6得点という結果も残している。
昨年からは監督も変わり、新しい風も取り入れている小山。ぜひ応援したい。