今回は、夏の甲子園の宮城代表である、仙台育英 野球部の2017年メンバー&出身中学を紹介を紹介していこう。
8月1日、49代表のなかで最後に甲子園を決めたのが、宮城代表、仙台育英である。
大会期間中は雨に見舞われることが多く、中止になることもあったが、最後まで気持ちを切らさずに戦い続けた結果が、甲子園へと結びついた。
koboパーク宮城で行われた決勝は、永遠のライバル、東北高校。
決勝でも雨が降るという状況、しかも前日は準決勝、東陵との引き分け再試合を行っており、体力的にも疲れが残るなかでの試合となったが、最後まで集中力を切らすことはなかった。
2回に東北高校に先制を許すも、その裏にすかさず同点、プロ注目選手でもある主将、西巻が試合を決定づけるタイムリーを放った。
投げてはエース左腕・長谷川が3連投となるも、2失点完投。蓋を開けてみれば、7-2と圧勝。
見事、2年ぶり26回目の甲子園出場を果たした。
既に甲子園初戦での対戦相手も決まっている。大会第5日目、11日の第一試合、北北海道代表である滝川西。
8月1日に甲子園を決めたばかりの仙台育英ナインとしては、5日目という日程はホッとした瞬間だろう。
さて、甲子園最後の切符を手にした仙台育英だが、8月7日から開幕を迎える甲子園で戦うメンバーはどのような構成になっているのだろうか。
出身中学も含め、さっそくみていこう。
仙台育英野球部のメンバー&出身中学
背番号 | 名前 | ポジション | 学年 | 出身中学(出身チーム) |
---|---|---|---|---|
1 | 長谷川 拓帆 | 投手 | 3 | 秋田市桜中 |
2 | 渡部 夏史 | 捕手 | 3 | 仙台育英学園秀光中 |
3 | 前田 颯太 | 内野手 | 3 | 仙台市大沢中 |
4 | 斎藤 育輝 | 内野手 | 3 | 仙台育英学園秀光中 |
5 | 鈴木 佳祐 | 内野手 | 2 | 仙台育英学園秀光中 |
6 | 西巻 賢二 | 内野手 | 3 | 仙台育英学園秀光中 |
7 | 山田 利輝 | 外野手 | 3 | 仙台市南吉成中(仙台東部シニア) |
8 | 佐川 光明 | 外野手 | 3 | いわき市泉中(いわきボーイズ) |
9 | 杉山 拓海 | 外野手 | 3 | 仙台育英学園秀光中 |
10 | 加藤 雅己 | 控え | 3 | 仙台市将監東中(宮城北部シニア) |
11 | 佐藤 令央 | 控え | 3 | 仙台育英学園秀光中 |
12 | 尾崎 拓海 | 控え | 3 | 西東京市保谷中(調布シニア) |
13 | 阿部 大夢 | 控え | 2 | 仙台育英学園秀光中 |
14 | 西村 和真 | 控え | 3 | 西宮氏苦楽園中(尼崎北シニア) |
15 | 若山 壮樹 | 控え | 3 | 仙台市大沢中(宮城北部シニア) |
16 | 馬目 郁也 | 控え | 3 | いわき市磐崎中(いわきシニア) |
17 | 小川 拓馬 | 控え | 3 | 平塚市大野中(湘南ポニー) |
18 | 船木 颯真 | 控え | 3 | 仙台市郡山中(東北シニア) |
監督・・・佐々木 順一朗(57歳)
[ad#ad]東北高校との決勝戦では、以下のメンバーがスタメン出場。
打順 | ポジション | 名前 | 背番号 |
---|---|---|---|
1 | ショート | 西巻 賢二 | 6 |
2 | サード | 鈴木 佳祐 | 5 |
3 | レフト | 山田 利輝 | 7 |
4 | センター | 佐川 光明 | 8 |
5 | ライト | 杉山 拓海 | 9 |
6 | キャッチャー | 渡部 夏史 | 2 |
7 | ファースト | 前田 颯太 | 3 |
8 | セカンド | 斎藤 育輝 | 4 |
9 | ピッチャー | 長谷川 拓帆 | 1 |
甲子園でも注目したいのは、ショートで主将の西巻 賢二。決勝でも試合を決定づけるタイムリーを放っており、俊足巧打、そしてプロでもすぐに通用するとスカウトを唸らせた守備力は、甲子園でも躍動することだろう。
そしてエース左腕・長谷川 拓帆。県予選では7試合に登板し44.2イニングを投げ、奪三振43個、防御率は1.01という成績を残している。
最速は143キロ、アベレージは130キロ後半だが、連日連投でも投げ抜けるほどのスタミナは注目。制球力はやや不安があるものの、大崩れはしない要所を締めるピッチングにも着目してほしい。
まとめ
いかがだっただろうか。
甲子園最後の代表枠に滑り込んだ宮城代表・仙台育英。
先輩には、U-18日本代表でも活躍し、プロ野球へと進んだ平沢 大河(現・千葉ロッテ)や佐藤 世那(現・オリックス)がいる。
1年生の頃、その背中をじっと見続けてきた選手達が、見事甲子園を決めたのだ。
2015年の第97回大会では、決勝戦で惜しくも東海大相模に破れ、東北勢初となる優勝旗を持ち帰ることは叶わなかった。
その先輩達の無念を晴らすべく、今年こそ東北に優勝旗を持ち帰ってきてほしい。