今回は、仙台育英野球部である渡部選手の蹴りは故意なのか事故なのか?検証していこうと思う。

今年も、さまざまなドラマを残し幕を閉じた夏の甲子園。

見事、3839校の頂点に立ったのは、花咲徳栄。埼玉県勢での全国制覇は、史上初となる。

また、惜しくも準優勝に終わったが、甲子園の歴史に深く名を刻んだ、広陵・中村 奨成も、今大会を大いに賑わせてくれた存在だろう。

今年は1回戦からまるで決勝戦のような組み合わせが多く、いきなりハイレベルな攻防を観ることができた。

だからこそ、優勝候補がなかなか絞りづらく、最後までどのチームが頂点に立つか、予測のつかないファンも多かったことだろう。

また、今年はホームランの数も史上最多の68本。どこでホームランが飛び出すか分からない緊迫感もあり、どんなに得点差をつけても追いつかれる展開や、1球に泣いたような試合展開も多かった。

総合的に、近年稀にみる素晴らしい大会だったように思う。

 

さて、しかし残念ながら、悪い意味で話題になり、ネット上で炎上してしまったチームも存在する。

それが宮城代表・仙台育英だ。

果たして、仙台育英は、どのような理由で炎上したのか。

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仙台育英・渡部が犯してしまったプレー

話題に上がったのは、ベスト8を賭けた大阪桐蔭とのゲーム

さすが名門対決というべきか、どちらも1歩も譲らぬ攻防。試合は7回まで0-0で進んでいき、互角の戦いを見せていた。

そんな手に汗握る勝負のなか、問題のシーンは7回裏、仙台育英の攻撃時に起こった。

ツーアウト、ランナー無しで6番捕手・渡部が放った当たりはボテボテのショートゴロ。送球はファーストに送られ、アウトとなった。

そしてこの時、この送球を捕ったファーストの選手が、渡部が駆け抜けた直後に倒れこんでしまう。

あまりの痛がりように、一時試合は中断。ファーストの選手はなかなか立ち上がることが出来ず、場内は騒然となった。

 

一体なにがあったのか。映像リプレイをスロー再生で観てみると、仙台育英・渡部が、駆け抜ける瞬間にファーストの選手の右足を、思い切り蹴り上げていたのである。

映像を観た実況も、一瞬言葉に詰まるほど、あからさまに蹴られていたのだ。

しかもこの後、この大阪桐蔭の選手が9回裏に一塁ベースを踏み逃してチャンスが広がり、仙台育英は逆転サヨナラを決めたのだが、こちらもファーストの選手が関わっていたプレーのため、仙台育英ナインは素直に祝福されるよりも「あの蹴りのせいでファーストの選手が恐怖感を与えられた」と、非難の声が多く上がってしまったのだ。

試合後、この騒動にいち早く気づいた仙台育英・佐々木監督は渡部にTwitterを閉鎖することを指示。

次の試合では、渡部はスタメンを外れ、最後までグラウンドに現れることが無いまま、広陵に敗戦し試合は終了。

名目上は体調不良とされていたが、騒動を収めようとしたのではないだろうか。

 

さて、果たしてなぜ、仙台育英・渡部選手はこのようなプレーを犯してしまったのか。

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仙台育英・渡部選手の蹴りは故意なのか事故なのか?

映像を何度も再生してみた結果、私見ではあるが、これは”故意”であると言わざるを得ないだろう。

まず、蹴る瞬間の腕と足の運び。

野球でのベースランニングのセオリーは、「左足でベースの角を踏むこと」である。これは駆け抜ける際も同様だ。これは少年野球の頃から教え込まれることであり、野球選手であればもはやクセになっているほど、当たり前の技術である。

しかし、渡部選手は”右足”で、ベースの”中央”を踏んでいる。しかも踏む直前にはしっかり歩幅を合わせた上で、だ。

仙台育英という名門野球部の選手が、このような単純なミスとも呼べないようなプレーをするとは考えにくい。

また、駆け抜ける際の腕の振り。普通、走る際には右足を踏み出せば左腕が前に、左足を踏み出せば右腕が前に出る。よほど特殊な走り方をしない限り、ほとんどの人はこのような動きが自然なはずだ。

だが、渡部選手は右足を踏み出した際に、”左腕が大きく後ろに逸れている”。これはまるで、サッカー選手がフリーキックを蹴るときと同じような腕の運び方だ。

よほど、蹴りにいこうとしない限り、このような動きにはならないのではないだろうか。

 

次に疑わしきは、足が触れた際の”目の動き”である。

渡部選手は駆け抜ける瞬間から、足がファーストの選手に触れる間際まで、ずっと自分の左足を見続けている

通常、ランナーが単純に駆け抜けるのであれば、ベースを踏む瞬間には、踏んだ方の足に注目するはずなのだ。

しかし、渡部選手はなぜかベースを踏んだ方の足ではなく、逆側の足に注目し続けている。

これはどうにも、自分の足がしっかりファーストの足に触れるかどうかを確認しているように見える。

そして、足が触れるその瞬間に目線を切り、あたかも事故のように見せかけている・・・ように見えてしまう。

 

最後にもうひとつ。蹴り上げた後に、渡部選手がこけるシーン

疑いの目を向けてしまっているからだろうか。どうにも、足が触れる瞬間にはすでにこける準備をしているように見えるのだ。

オーバーリアクションとでも言うのだろうか。サッカー選手が、相手のファールを演出するために、わざと大げさにこけるような光景を彷彿とさせるような動きなのである。

 

こうして総合的にみると、どうしてもあのプレーは”故意”だったように思えてしまうのである。

もちろん、一生懸命であったことには変わりないだろうし、仙台育英の野球そのものを批判するべきでは無いとは思う。

しかしながら、正々堂々、溌剌としたプレーが魅力の高校野球で、相手を怪我させてまで勝ち取った勝利に、どれほどの価値があるのだろうか。

まとめ

夏の甲子園が終わった現在でも、たびたび話題に上がっている仙台育英・渡部選手。

SNSが普及した現在ではなおさら、鎮火には時間が掛かることだろう。もしかしたら、来年、仙台育英が甲子園に出場した際にも話題が再燃してしまう可能性も高い。

私は故意であると思ってしまっているが、すべては本人のみぞ知ること。真相は誰にも分からないだろう。

渡部選手には、これからも野球を嫌いにならずにいてほしいと願うばかりである。

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